プロ野球の歴史でも数多くの名手が務めるポジションである「遊撃手（ショート）」。
古くは「守備の名手」が守るポジションとして広く認知されてきましたが、最近では守備の堅実さに加え、強打を誇る選手も多く活躍しており、
野球をやる子どもたちからは、さらに憧れるポジションとなっています。
そしてこの「遊撃手（ショート）」は花形と呼ばれるにふさわしく、チームの顔となるケースが多くあります。
現在の代表的な選手というと、巨人の坂本勇人選手や、福岡ソフトバンクホークスの今宮健太選手、埼玉西武ライオンズの源田壮亮選手などが挙げられます。
一昔まえは「守備の名手」が務め、打撃力がそれほど求められるポジションではなかったのですが、現在では、攻守の要として重要なポジションとなっています。
しかし、どのチームも「まずは守備力重視」となっており、ショートのポジションを守る選手の打撃力が高ければ高いほど、強いチームとなっていくケースが多くあります。
そんな中、目立たないけど、打撃と守備のバランスが絶妙に整った選手がいるのを皆さんはご存知でしょうか。
その選手とは、東北楽天ゴールデンイーグルスの茂木栄五郎選手。
坂本勇人選手や今宮健太選手のように、決して「華がある」とは言い切れない選手ではありますが、堅実な守備と嫌らしい打撃が持ち味で、チームの中で重要な役割を果たしている選手なのです。
今回は、そんなチームの「要」となる存在になりつつある、東北楽天ゴールデンイーグルスの茂木栄五郎選手について紹介していきます。
茂木栄五郎(東北楽天ゴールデンイーグルス)の経歴・成績・出身地・プロフィールについて
引用元：東北楽天ゴールデンイーグルス
茂木栄五郎選手は、1994年2月14日生まれの25歳（2019年8月現在）。
身長171cm、体重75kgの選手です。
東京都小金井市出身で、小学校中学校と地元小金井市で過ごしてきました。
中学時代の同級生には、現在、北海道日本ハムファイターズで活躍している横尾俊建選手や、千葉ロッテマリーンズで活躍している菅野剛士選手など、後に同じリーグで切磋琢磨することとなる選手が数多くいました。
高校は東京都内ではなく、神奈川の強豪・桐蔭学園高校に進学しました。
高校時代は、1年生の秋から4番サードでレギュラーを獲得し、関東大会では本塁打を放つなど、1年生の時から大器の片鱗を見せつけていました。
2年の夏の大会でもレギュラーとして出場し、打率5割超えの成績を残すも、強豪・横浜高校に敗れ、甲子園出場の夢は叶わず。
3年の夏の大会は、強豪を次々と撃破。茂木栄五郎選手も2試合連続で本塁打を放つなど、活躍していましたが、桐光学園に敗れ、高校3年間で甲子園出場の夢は叶いませんでした。
高校卒業後は、プロへ進まず、早稲田大学へ進学することとなりました。
大学進学後、1年生の春からすぐに三塁手としてレギュラーで出場。ベストナインにも選ばれ、チームの優勝に貢献する活躍を残しました。
2年生の時に不整脈を発症し、一時チームを離脱するも、3年の春に復帰。
3年生の秋の大会では、打率5割超えの成績を残し、首位打者のタイトルを獲得。
4年生の春の大会でも再びベストナインに輝き、大学生の日本代表にも選出されました。
この頃の早稲田大学は後にプロ野球の道へ進む選手を多く輩出しており、まさに黄金期と呼べる世代のひとつでもありました。
そして、2015年のプロ野球ドラフト会議にて、東北楽天ゴールデンイーグルスから3位で指名を受け、入団しました。
プロ1年目は、キャンプから順調にアピールを続け、球団史上初となる、ルーキーでの開幕スタメン出場を果たしました。
その後、5月にはプロ初本塁打を放つなど、活躍していましたが、プレー中の負傷により、6月下旬に1軍登録を抹消。
8月に復帰後は、1試合2本塁打を放つなど、打撃面で活躍した成績を残していきました。
最終的には、1年目にして、規定打席に到達するなど、輝かしい成績を残し、新人王争いを繰り広げていましたが、惜しくも2位となり、新人王獲得とはなりませんでした。
2年目のシーズンでは、前年の活躍から「1番・ショート」に固定され、出場を続けました。
打撃も2年目のブランクを感じさせないシュアなバッティングを続け、本塁打も二桁に到達。
生え抜きの選手が、二桁本塁打を放つのは球団史上初となり、球団史に名を刻む成績を着々と残していきました。
2年目のシーズンは、プロ入り初となるオールスターにも選出されましたが、直前の交流戦で右肘を痛め、出場を辞退しました。
怪我から復帰したあとは、指名打者での出場が多くなりましたが、打撃力は健在のまま。
初回先頭打者初球本塁打を3本放つなど、パンチ力でも存分に存在感のある活躍を残しました。
茂木栄五郎選手が放った、2017年の先頭打者本塁打集の動画がこちらです。
このパンチ力は本当に貴重な武器になりますね。
3年目のシーズンも「1番・ショート」で出場するも、不振が続き、打率が低迷。
おまけに8月には死球を受け負傷した影響で、1軍登録を抹消。結果、プロ入り後最低の成績となってしまいました。
4年目のシーズンは、ここまで「1番・ショート」で出場し、昨年の不振を払拭するような活躍を見せています。
なお、茂木栄五郎選手は2018年から地元・小金井市の観光大使に就任しています。
茂木栄五郎選手の守備力は？
引用元：週刊ベースボールONLINE
プロフィールでも紹介したように、高校から大学までは三塁手として主に出場しており、プロに入ってから遊撃手でプレーをしています。
実は、このコンバートはなかなか珍しく、プロ入り前までに遊撃手の経験があまりない中で、遊撃手でプレーすることは難しいとされていました。
茂木栄五郎選手も、プロ入り後は、守備範囲の広い遊撃手として出場することで、やや苦労もしたようです。
確かにプロ1年目は、リーグ最多の失策数19失策を記録していました。
しかし、それからは、茂木栄五郎選手の努力もあり、失策数は減少していきました。
守備力も徐々に向上しているのですが、それに伴い、怪我も多くなってきていることも事実です。
2018年に痛めた右肘の怪我も、これまで三塁手として投げてきたスローイングの距離とは違い、遊撃手はより遠くから投げなければなりません。
そういった守備耐性がついていないことから、怪我につながったのかもしれません。
楽天ファンの間では、度々茂木栄五郎選手のコンバートが論議されており、大学までの本職であった三塁や、スローイングの負担がわりと少ない二塁、はたまた外野へのプランも噂されていました。
現在は、プロ入り後変わらず、遊撃手のポジションで出場を続けていますが、ときより三塁手へ回るケースも多いことから、やはり遊撃手としてのプレーはやや難しいのかもしれません。
印象としては、そこまで派手な失策があるようではないのですが、遊撃手としての動きとしては、少々課題が残っているようです。
ファンの間では、本職の三塁手へコンバートをして、持ち味の打撃を伸ばしてほしいという思いもあるのかもしれません。
特に遊撃手は守備での負担が大きいポジションですので、三塁手での出場が本人にとっても良いのかもしれません。
茂木栄五郎選手には彼女はいる？結婚の噂や好きなタイプについて
引用元：週刊ベースボールONLINE
茂木栄五郎選手には彼女はいるのでしょうか。
決してイケメン…といった風貌ではありませんが、真面目そうなイメージのある茂木栄五郎選手。
時より見せるおちゃめな姿も人気のようですが、彼女はいるのでしょうか。
調べてみましたが、現在はいない可能性が高そうです。
噂では、結婚するのではないか、との情報もあったようですが、2年目のシーズンオフにクリスマスの過ごし方を聞かれて「彼女と過ごします」と答えたようですが、すかさず球団社長から「彼女、いないだろ！」とツッコまれたようですので、
彼女はいない可能性が高いです。
もしかすると、球団社長も知らないところで交際が始まっているのかもしれませんが…。
女性ファンからも「かわいい」と評判の茂木栄五郎選手。プロの生活にも慣れてきたころかもしれませんので、そろそろ彼女もできる頃かもしれませんね。
茂木栄五郎選手には兄弟はいる？親や家族について
引用元：芸能人の彼女特集
茂木栄五郎選手に兄弟はいるのでしょうか。茂木栄五郎選手の家族についても調べてみました。
茂木栄五郎選手は「栄五郎」という名前から、5人兄弟の末っ子ではないか、と思われることが多いようですが、実は、4人兄妹の末っ子なんだそうです。
ちなみに兄の名前は「龍五郎」さんというそうです。
ちなみに茂木栄五郎選手の名前の由来については、父方の祖父が松五郎といって、そこから「五郎」をもらい、周囲も栄えるようにという願いを込めて、「栄五郎」に命名されたようです
ご両親についての情報はあまりありませんでしたが、お父様は「龍夫」というそうです。
プロ入り初ヒットのボールはご両親のもとへ送られたそうですので、ご家族の関係はとても良好であると言えそうです。
兄妹も非常に多い茂木栄五郎選手でした。
茂木栄五郎選手の年俸は？
引用元：芸能人の彼女特集
生え抜き選手として、プロ入り1年目から活躍している茂木栄五郎選手。
タイトルを獲得するまでには至っていませんが、今やチームにとって欠かせない存在となっています。
そんな茂木栄五郎選手のここまでの年俸推移はどうなっているのでしょうか。
| 年 | 年俸（推定） |
| 2016年 | 1,200万円 |
| 2017年 | 3,200万円 |
| 2018年 | 6,400万円 |
| 2019年 | 5,100万円 |
プロ入りして3年目までは倍増の年俸アップとなっていましたが、2018年シーズンは、プロ入り後最低の成績となってしまったため、プロ入り後初の減俸となっています。
1億円プレーヤーとなるには、何年も安定した成績を残すか、タイトルを獲得することが大事になってきます。
怪我なく、自慢の打撃力を十分に活かした活躍をして、夢の1億円プレーヤーの仲間入りをし、楽天を代表する選手として活躍し続けてほしいですね！
野球好き.com管理人のアッキーと申します。
ロッテ&巨人ファンです。
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