読売ジャイアンツ

寺内崇幸戦力外の理由は?移籍先は独立リーグ,球団職員?コーチの可能性は

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読売ジャイアンツの寺内崇幸氏の戦力外通告が球団から発表された。長きに渡りチームのユーティリティープレーヤーとして活躍し、原監督時代にはセカンドのレギュラーも担っていた彼への非常な宣告。

今後の動向に関しては「家族と話をしてから」と本人も証言しているが、ここでは彼の今後の動向を分析していこうと思う。

寺内崇幸プロフィール(経歴)

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栃木工高-JR東日本-巨人(2007年〜)

※読売ジャイアンツHPより

 現在35歳の寺内選手は、栃木県立栃木工業高校卒業後、社会人野球の名門JR東日本へ入団。その後、2006年のドラフト会議にて読売ジャイアンツに6位指名を受け、入団。

直後の2007年には開幕一軍を果たすが、その後は一軍と二軍を行き来するようになる。飛躍のきっかけとなったのは2010年頃。

当時の原辰徳監督の指示でそのユーティリティーさを活かす為、キャッチャーとしての練習も積むようになり、ここで才能がどんどん開花し、投手以外のポジションはどこでも守れる器用さを身につけたのだ。原政権ではセカンドをメインに出場し、チャンスに強いバッティングでチームの優勝、日本一に貢献していた。

2014年頃から怪我の影響で試合出場が激減し始め、2017年頃までは二軍暮らしが続き、2018年に戦力外を受けた。

 

寺内崇幸の戦力外の理由は世代交代か

 寺内選手の戦力外の理由の一つに挙げられるのは、やはり「世代交代」であろう。

今シーズンに限って注目してみると、同ポジションを守る若手として、吉川尚輝や田中俊太が一軍で大活躍。吉川選手は開幕セカンドのポジションを獲得すると、ショートを守る坂本勇人との連携も取れ、幾度となく相手のチャンスの芽を摘んでいた。

田中選手も吉川選手が怪我で長期離脱を余儀なくされ、代わりに出場すると、新人とは思えない落ち着きで攻守に渡り貢献。

上記2名でも強者であるが、その他にも山本泰寛選手も内野手として活躍しており、正直若手の伸び代など含めて寺内選手が付け入る隙はない。プロ野球の世界、常に世代交代の波が押し寄せ、どんなに活躍しても年齢を理由に戦力外になるのは当たり前になっているプロ野球界。(村田修一氏が典型例)この流れに寺内選手も巻き込まれた形が今回のケースであろう。

 

寺内崇幸の移籍先は?トライアウトを受けるのか

 近年ドラフトで伸びしろのある若手を獲得し、長い目で見て活躍できる選手を補強している傾向がある。その最たる例が広島東洋カープと埼玉西武ライオンズだろう。広島は昔から大型補強は行わず、球団としてきちんと育て上げ、生え抜きでチームを構成している。その結果、今年はセリーグ三連覇を果たしている。

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埼玉西武ライオンズも今年10年ぶりにパリーグを制したが、近年中心選手となっているのは浅村栄斗選手、源田壮亮選手、森友哉選手等、若手をメインにチームが作られている。球界のこういった流れからすると、寺内選手を獲得する球団があるかは正直わからない。
可能性がゼロという訳ではないが、移籍には時間がかかるかもしれない。そうなると、トライアウトで移籍先を探すことになるが、このトライアウト、合格率が低いことで有名だ。

有望な戦力外選手はトライアウト前に他球団から声がかかるので、残りわずかな可能性を信じてトライアウトに臨むが、毎年ほとんどが合格できず、10人に1人合格者がいれば良い方という現実だ。この狭き門に寺内選手は入ることができるのか、注目していこう。

 

寺内崇幸、村田修一氏と同様に独立リーグへ移籍か

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引用元:週刊ベースボール

 昨年ジャイアンツから構想外を告げられ、自由契約となった村田修一氏。トライアウトは受けずに他球団からのオファーを待ったが、どの球団も声をかけず、結果村田氏は独立リーグの栃木ゴールデンブレーブスに入団という形になった。

当初村田氏は1年でNPBに復帰すると意気込んでいたが、NPB移籍期間である7/31までNPBの球団からお誘いはなく、けじめとして引退してしまったのだ。やはりトライアウト同様、独立リーグからNPBへの復帰もハードルが高いことが容易にわかる。

同じ道を寺内選手も進むとなった場合、茨の道が待っていることは確かだ。

 

寺内崇幸、コーチ就任の可能性は

長らくジャイアンツ一筋で活躍してきた寺内選手にとって、コーチ就任の可能性は大いにあるだろう。寺内選手のポテンシャルとして、実は遠投120メートル、50メートル5.9秒と、非常に高い身体能力を備えている。

この能力に加え、選手としてもレギュラー級の活躍もしており、能力、実績ともに十分だ。この技術力はファームの若手育成には良い見本になる。ジャイアンツだけではなく、他球団もコーチとしてオファーすることがあるかもしれない。

 

寺内崇幸、球団職員か

 選手として現役続行か、トライアウトを受けて移籍を模索するか、コーチとして第2の人生を歩むか、様々な可能性がある中、もう1つの可能性としては挙げられるのはジャイアンツの球団職員であろう。寺内選手も家族がおり、妻子を食わせなければならないという現実があるので、この選択は大いにあるだろう。

勿論野球選手として活躍すれば良い話であるが、戦力外を受けて今、選手としては見切りをつけ、新たな人生を歩むのも良い人生であろう。ジャイアンツファンとしてはまだまだ寺内選手の活躍を見たいが、どうするかは寺内選手自身が判断することだ。

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とにかく、ファンは寺内選手がどの選択をしてもきちんと応援してあげよう。それが一番の寺内選手を支える動きであろう。

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