プロ野球では、重宝される左腕投手。
その絶対数の少なさから、打者の視点や印象、打ちにくさなどから、「チームに1軍で投げられる左腕左腕がいるといないとでは全然違う」という声も多くあります。
そんなチームにとって重要視されている左腕が圧倒的に不足しているチームがあります。
それは千葉ロッテマリーンズ。
なんと2018年シーズンで左腕が挙げた白星はわずか4勝にとどまりました。
今年パ・リーグを制覇した埼玉西武ライオンズは、1年間先発として勝ち星を挙げた菊池雄星投手と榎田大樹投手だけで25勝の勝ち星を挙げているので、千葉ロッテマリーンズの勝ち星が少ないのがお分かり頂けると思います。
そんな千葉ロッテマリーンズが悩める左腕不足の解消のために、1人の外国人左腕投の獲得を発表しました。
千葉ロッテマリーンズが獲得したのは、2011年から2012年まで横浜ベイスターズに在籍した、ブランドン・マン投手です。
横浜在籍時には、目立った活躍はなかったものの、親日家としての一面を見せるなど、ファンも多くいる選手でした。
それから実に6年振りの日本球界への復帰となったブランドン・マン投手。
今回は、ブランドン・マン投手の経歴や現在のピッチングなどについてご紹介します。
ブランドン・マン投手のプロフィール・経歴・成績は?
引用元:プロ野球 現役助っ人外国人の過去
ブランドン・マン投手は、1984年5月16日生まれの34歳(2019年1月現在)。
左投左打、身長188cm、体重90kgの選手です。
アメリカ出身で、マウントレーニア高校卒業後、2002年にタンパベイ・デビルレイズと契約し、プロ入りを果たしました。
その後、ロサンゼルス・ドジャースの傘下チームに移籍し、アメリカの独立リーグに渡りプレーを続けました。
2010年、横浜ベイスターズの秋季キャンプにテスト生として参加し、見事合格。横浜ベイスターズへの移籍が決まりました。
来日1年目、2011年シーズンは故障もあり、開幕には間に合わなかったものの、シーズン中盤に中継ぎとして1軍に昇格し、好投を続けると、来日初先発の試合で勝利投手となりました。
シーズン通算としては、12試合で1勝1敗防御率1.16と好成績を残し、2012年シーズンでの活躍が期待されました。
来日2年目、2012年は開幕から先発ローテーションとして登板を続けるものの、シーズン通しては2勝8敗、防御率5.32と活躍できず、戦力外通告となりました。
その後は、米国に戻り、ワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結んだと思えば、日本に舞い戻り、BCリーグの信濃グランセローズに入団しプレーをしたり、
またマイナーリーグや独立リーグを転々とする野球生活を送っていました。
そんな中、2018年には、念願のメジャーリーグデビューを果たすなど、遅咲きながら、徐々にその才能を開花させていきました。
そして、2019年1月、千葉ロッテマリーンズと契約を結び、6年振りのNPB復帰となりました。
ブランドン・マン投手の球種・球速・噂の魔球について
一度はNPBでプレーをしたブランドン・マン投手ですが、現在の球種や球速はどうなのでしょうか。
横浜時代は、伸びのある直球を武器としていましたが、一方で制球力に課題がありました。
球速は平均して140km台で決して早くはないですが、球種はスライダーやチェンジアップ、カーブ、シュート、そして現在はカットボールを習得中のようです。
そして今、ブランドン・マン投手が投げる動画が話題となっています。
その動画がこちら。
https://twitter.com/i/status/1085983367022108672
短い動画ですが、こちらの動画のすごいところは、途中まで同じ軌道で投げられているボールが、それぞれ軌道を変えて届いているところです。
それぞれ投げている球種は、ストレート(ツーシーム気味)とカットボール、そしてスライダーで、球速差も少ないことから、打者を翻弄する球種になりそうな気配がしています。
この他にもカーブ、チェンジアップと球速差のある球種を持っていることから、打者さらに翻弄する投球をみせてほしいですね。
ブランドン・マン投手の横浜時代の動画
横浜時代に在籍していた頃より、さらにパワーアップしてNPBに復帰となるブランドン・マン投手ですが、ここで横浜時代の投球を見てみましょう。
その動画がこちら。
少々分かりづらいですが、左腕の出どころが分かりづらく、打者としては、タイミングが取りづらそうではあります。
ちなみに、2018年シーズンの動画がこちら。
横浜時代と比べて、投球フォームに大きな差はないようですが、これに先程の変化球の多彩さが加われば、打者にとっては打ちづらい投手となっているかもしれません。
横浜時代は、制球に難があったとのことですが、その点も改良されていることを期待しましょう。
ブランドン・マン投手は親日家?
引用元:フォト蔵
ブランドン・マン投手がNPBに復帰が決まった際には、多くのプロ野球ファンから「あのブランドンか!」と歓喜の声とも呼べるコメントが多くありました。
横浜時代に目立った活躍がなかったものの、それだけプロ野球ファンの印象に残っていた理由として挙げられるのが、ブランドン・マン投手が「親日家」であったからだと思われます。
ブランドン・マン投手自身も「大の日本語好き」と自称するほど、親日家であり、横浜時代から、横浜を退団した後も自身のツイッターで日本語のツイートを多く残していました。
横浜を退団となった後も「わたしは日本にかえりたい!!!!!」とツイートするほど、大の親日家であることが窺えます。
そして千葉ロッテマリーンズに入団が決まった際も「ちばぉってまりねす!がんばります!」とツイートし、とても喜んでいたことが窺えました。
1年でも長く、大好きな日本に居続けるためにも、開幕からフル回転で頑張って欲しいですね。
ブランドン・マン投手の2019年の年俸は??
引用元:パワプロのこととかを書くブログ
そんなブランドン・マン投手の2019年の年俸はいくらなのでしょうか。
契約したというニュースによると、年俸は20万ドル、日本円にして約2,160万円だそうです。
決して高いわけでもなく、年齢と実績を考えると相応な年俸かと思われますが、是非夢であった日本で活躍して、ジャパニーズ・ドリームを掴んでほしいですね。
そして、また日本のプロ野球ファンの心を掴む親日家ぶりを見せてほしいところです。