プロ野球選手年俸推移

平沢大河(ロッテ)の年俸推移と背番号!2019年最新版!!

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オープン戦も始まり、各球団では熾烈なレギュラー争いが繰り広げられています。
中にはコンバートを余儀なくされたり、二軍へ降格を命じられたりと、開幕スタメン、そしてレギュラー奪取へアピールを続けています。

そんな中、キャンプからオープン戦にかけて、猛烈なアピールを続けている選手がいます。

それは、千葉ロッテマリーンズの平沢大河。
昨季は期待の即戦力内野手・藤岡裕大にショートのポジションを奪われ、外野へ追い出されるような形となりましたが、その外野でアピールを続け、試合への出場機会を掴んでいました。

そして今年こそ、レギュラー奪取が期待されている平沢大河。

今回はそんな平沢大河のプロ入りからこれまでを振り返っていこうと思います。

井上晴哉(ロッテ)の年俸・背番号推移

まず、平沢大河選手の年俸推移はコチラ。

年俸(推定) 背番号
2016年 1,200万 13
2017年 1,250万 13
2018年 1,310万 13
2019年 2,620万 13

入団~2018年まで、小刻みなアップを積み重ね、2018年の飛躍的活躍で、一気に倍増を勝ち取り、2,620万円まで上がりました。

それでは平沢大河選手の各年の成績を振り返ってみましょう。

平沢大河(ロッテ)/2016年の年俸1,200万円・契約金9,000万円・背番号13

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引用元:東の国の娯楽録

 

2015年のドラフト会議で、地元・楽天との千葉ロッテの重複指名の末、くじ引きで千葉ロッテが平沢大河との交渉権を得ました。
地元・楽天との相思相愛とも思われていた中の千葉ロッテの指名だったため、半ば強引な指名のような気もあり、ファンの中には、福岡ソフトバンクへの入団が決定的だった大嶺祐太を強奪した嫌な記憶も蘇った人もいたかもしれません。

また「強奪未遂」というと、巨人への入団を熱望していた長野久義を指名して拒否された苦い記憶もあったことから「平沢大河にも拒否されてしまうのではないか…」という不安もありました。

しかし、蓋を開けてみれば、契約金9,000万円、年俸1,200万円で入団しました。

やはり平沢大河自身は、楽天への入団を想定したようで、そこに千葉ロッテが現れたことにより、やや戸惑いもあったようですが、弱冠18歳ながら大人な対応をしてくれたことに感謝です。
そして、入団を期待していた楽天ファンの皆さんのためにも「しっかりと育てあげてくれ…」と願ったのは私だけではないはずです。

背番号は13。当時MLBのスーパースター、アレックス・ロドリゲスが着用していたことからこの番号になったそうですが、もうあの手この手で平沢大河を入団させることに必死だったのでしょうね。

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期待の新人野手に入団時に用意する背番号というと、一桁の番号を用意するのが各球団の通説のようにもなっていましたので、まさかこの番号を提示することが誠意の表れになるとは思いませんでしたが…。

平沢大河にはどうやらあまり関係がなかったようです。

千葉ロッテにとっては、実に10年以上ぶりとも言える「期待の高卒野手」として、西岡剛が入団した時以上の盛り上がりを見せていました。
ましてや、春夏と甲子園を沸かせたスターの入団ともなれば、当時は「過剰」とも言える期待の嵐が平沢大河を襲っていました。

キャンプが始まっても、その期待値は衰えることなく、チームも早くから実践の場でスタメンで抜擢していました。

しかし、高校時代はどちらかというと記録より記憶に残る選手であった平沢大河。

一時はそのスイングの美しさから開幕スタメンも期待されていましたが、スイングの美しさだけで1軍のスタメンを勝ち取れるほどプロの世界は甘くなく、公式戦の開幕は2軍で迎えることとなりました。

二軍では、開幕から好成績をマーク。そしてその好調ぶりから、想定よりも早く1軍に昇格。
5月11日のソフトバンク戦で守備から途中出場を果たしたのが、プロ初出場となりました。

その翌日には、代打でプロ初打席を経験しましたが、そこからが苦難の道のりとなりました。

スイングこそ相変わらずきれいなものの、やはり1軍のスピードとキレにはまだまだ対応ができておらず、空振りが目立つ打席が多くありました。

結果、23打席連続で無安打となり、まだまだ1軍は時期尚早かと思われましたが、8月17日の楽天戦でプロ初ヒットを放ちました。
しかもこの試合は、地元仙台で行われた試合。ドラフト前は楽天入りとも思われていた平沢大河が、敵として地元に凱旋し、プロ初ヒットを放つ。
まさに高校時代のイメージの通り、「記憶に残るプロ初ヒット」を記録しました。

プロ初ヒットを放った試合の動画がこちら。

今と比べると、体の線も細いですが、地元で放ったヒットはさぞかし気持ちよかったでしょう。

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最終的には、47打席に立ち、7安打を放ちました。
チームとしては、翌年以降の新人王獲得も視野に入れたため、その資格を失わないほどに経験を積ませたようです。

プロ入り直後の過度な期待からは遠い結果となりましたが、高卒1年目としては、7安打も放ち、長打も記録。
十分立派なプロ1年目のシーズンとなりました。

【2016年のシーズン通算成績】
<1軍>
試合…23
打席…53
打数…47
安打…7
打率….149
本塁打…0
打点…3
四死球…4
三振…18

<二軍>
試合…81
打席…328
打数…273
安打…58
打率….212
本塁打…7
打点…34
四死球…37
三振…87

平沢大河(ロッテ)/2017年の年俸1,250万円・背番号13

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引用元:ちばとぴ!ニュース

2016年シーズン終了後の契約更改では、1年目からの1軍出場、そして初安打を記録した記念分と来季への期待料を込めて、50万円アップでの契約更改となりました。

この年は、不動のレギュラーであった鈴木大地がセカンドへコンバートされたことにより、空いたショートのポジションを三木亮、中村奨吾、大嶺翔太らと争う形でキャンプインとなりました。

鈴木大地のコンバートとショートのレギュラー争いは半ば、平沢大河への期待を込めたと言えるものでもありました。
キャンプ中に行われた台湾・ラミゴモンキーズとの交流試合では、どでかい一発を放ち、この年のブレイクも期待されましたが、その後は中村奨吾に出番を奪われるようになります。

限られた出番の中でアピールをしようとする気持ちが空回りしたのか、打撃は下り調子、守備でもつまらないミスを連発するようになります。

なんとかオープン戦終盤で打撃で調子を取り戻し、開幕1軍入りを果たしましたが、やはり1軍はそう甘い世界ではないことを思い知らされるようになり、5月には2軍へ降格となってしまいました。

その後8月に再び1軍に昇格し、9月16日のこれまた楽天戦ではプロ初本塁打をマークするなど、1年目よりは活躍した成績を残したものの、物足りない数字に終わりました。

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一つ一つのプレーやスイングなどを見ると、高卒2年目とは思えないキレイなフォームをしているのですが、一連した流れで見ると、まだまだ粗さが目立つ、非常に惜しい状態とも言えました。
ネット上では「パーフェクトスイング」とも言われるほどのキレイなスイングなのですがっ、タイミングがイマイチ合わない。もう少し早めに始動して、1軍のスピードに合わせてほしいなぁと毎打席思わされる結果となりました。

1年目のあの期待した残像がまだ脳裏によぎりましたが、それと同時に「これはまだまだ時間がかかるかも」と思わされるシーズンでした。

プロ初ホームランの動画がこちら。

さすが地元だけあり、盛り上がりがすごいですよね。

【2017年のシーズン通算成績】
<1軍>
試合…50
打席…129
打数…119
安打…21
打率….176
本塁打…1
打点…3
四死球…7
三振…40

<二軍>
試合…58
打席…242
打数…197
安打…45
打率….228
本塁打…5
打点…24
四死球…36
三振…52

平沢大河(ロッテ)/2018年の年俸1,310万円・背番号13

2017年シーズン終了後の契約更改では、昨年よりも結果を残し、1軍での活躍も一定評価されたことで、60万円アップで契約更改となりました。

2018年に待っていたのは「新たなライバル」との競争でした。鈴木大地がサードへコンバート。中村奨吾がセカンドへコンバートされたことで、ショートのポジション奪取が期待されたのもつかの間、待っていたのは社会人ショートNo.1とも言われた、藤岡裕大の入団でした。

この藤岡裕大との争いも、即戦力と期待された藤岡裕大にポジションを奪われる形となり、開幕から1軍入りを果たすも、出場機会が激減。
正直、試合に出場して経験を積ませてあげられないのなら、2軍に落とした方がいいと思ってましたが、あえて1軍への帯同を続けたことが功を奏しました。

何年もショートのポジションでレギュラーを狙うも、奪われる日々。
平沢大河が見つけたのは「外野への挑戦」でした。もともと遠投110mを記録するほどの強肩の持ち主。
外野守備は小学生以来とのことでしたが、ここはさすが、とも言える抜群の野球センスで難なくカバー。

いつしか外野のレギュラーに躍り出たのです。

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平沢大河がこの年評価されていたのが「出塁率」。打率こそ、やっと2割に届くようになった程度でしたが、とにかく四球を選ぶ。選球眼が際立つシーズンとなりました。
ただし、厳しい見方をすれば、ヒットにできるボールを仕留めきれない結果ともとれるため、来季以降は確実性を上げていってほしいとも感じました。

守備では、慣れない外野守備ながらもファインプレーを見せ、特に楽天戦で見せた超ファインプレーはサヨナラ負けを阻止する超ビッグプレーとなりました。

その守備を含む2018年の平沢大河の動画がこちら。

派手さもありながら、実にキレイなプレースタイル。無駄のない感じがたまらないですよね。

入団して以来初となる1軍定着となり、レギュラーへの期待も本格的になってきたシーズンでした。

【2018年のシーズン通算成績】
<1軍>
試合…112
打席…353
打数…291
安打…62
打率….213
本塁打…5
打点…32
四死球…51
三振…82

<二軍>
試合…2
打席…7
打数…4
安打…2
打率….500
本塁打…0
打点…0
四死球…3
三振…2

平沢大河(ロッテ)/2019年の年俸2,620万円・背番号13

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引用元:週刊ベースボールONLINE

 

2018年シーズン終了後の契約更改では、慣れない外野守備への挑戦や、1軍でのキャリアハイ成績を残したことが評価され、倍増となる1,310万円アップにて契約更改をしました。

2019年は内野か外野か、平沢大河はどのポジションを狙っていくのかが注目されました。
そんな中、昨季のライバルであった藤岡裕大が怪我で出遅れ。そこで猛アピールをしたのが平沢大河でした。

藤岡裕大が不在の間は「ショートのレギュラー」として試合に出続け、ヒットも量産。今年こそ「ショート・平沢大河」で開幕スタメンか、とも思われましたが、藤岡裕大が復帰すると、平沢大河は再びベンチへ。
昨季レギュラーを掴みかけていた外野のポジションでは、昨季日本ハムから移籍した岡大海が好調。

再び出番を失っている状況となっています。2019年は体つきも変わり、昨季の結果を自信として、なんとかレギュラーを掴み取ってほしいところです。

昨年ドラフト1位の安田、今年ドラフト1位の藤原と並び、「高卒ドラ1トリオ」の長男としても結果を残したい平沢大河。
数年後に訪れるであろう「平安藤原時代」を築き上げるためにも、2019年、ぜひとも開幕スタメンの座を掴み取ってほしいですね。

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