長らく不動のセットアッパーとして巨人の一時代を築き、多くのファンに愛された豪腕・山口鉄也氏。
育成契約で入団し、驚異的な成長を遂げチームに貢献。職人的な仕事ぶりと謙虚でシャイな性格で、他球団のファンも多かった山口氏ですが、現在は何をされているのでしょうか?
今回は山口氏の現在や全盛期についてなど、幅広くご紹介していきたいと思います。
山口鉄也(元読売ジャイアンツ) プロフィール(経歴,成績,出身地)
出典:https://www.asahi.com/articles/photo/AS20181005004161.html
名前:山口鉄也(ヨミ:ヤマグチテツヤ)
出身地:神奈川県横浜市
生年月日:1983年11月11日
身長:184センチ
体重:88キロ
投打:左投左打
経歴:横浜市立横浜商業高校-読売ジャイアンツ
小学校1年時から野球を始め、中学校では軟式野球部に所属し、3年時に全日本少年軟式野球大会でベスト4に進出します。
その後、横浜商業高校では3年夏に神奈川県大会ベスト8を記録し、高校卒業後は国士舘大学に進学予定でしたが、アメリカ・メジャーリーグのアリゾナダイヤモンドバックスのスカウトから誘いを受け、入団テストを経てマイナー契約を結びます。
しかし、ダイヤモンドバックス傘下のチームで4年間プレーしたものの、メジャー昇格は果たせず、帰国します。
その後、知り合いの紹介で横浜、楽天、巨人の入団テストを受け、巨人のみ合格。そのまま同年に初開催された育成ドラフトで育成選手として入団します。
入団2年目には支配下登録を掴み1軍初登板を果たすと、3年目からは中継ぎとして大車輪の活躍で新人王も獲得。
2014年には日本球界初の200ホールドを記録し、2016年には9年連続60試合以上登板を達成。しかしその後は肩の怪我の影響で登板数は激減。自身で「完全燃焼した」という想いも強く、2018年には引退を表明しました。
山口鉄也 現在(近況)は?
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2018年に引退した山口氏ですが、2019年からはジャイアンツアカデミーのコーチに就任しています。
ジャイアンツアカデミーとは、野球を通した子どもたちの健全育成と、野球界のすそ野拡大を目的とした創設された教室です。対象は幼児から小学生で、初心者でも無理なく楽しめるような練習から、より高いレベルを目指した技術指導まで、幅広い内容を用意しています。
また、体力の向上やあいさつ、礼儀といった社会生活の基礎も指導しており、野球を始める子たちにとって山口氏は適任かもしれませんね。
山口鉄也 引退後、引退理由は?
出典:https://hochi.news/articles/20190927-OHT1T50087.html
山口氏は2016年までに9年連続60試合登板を記録しましたが、2017年シーズンでは故障や不振もあり、連続60試合登板記録が途絶えてしまいました。
2018年シーズンも左肩痛の影響で全盛期のような投球が出来なくなり、自身で引退を決意しました。
引退直後は第二の人生のキャリアのために、パソコン教室に通い始めたそうです。
「仕事で使うこともあると思いますし、勉強しておかないと周りに迷惑をかけちゃうかなと思って」と当時を振り返る山口氏。加えて、週2回のペースで英会話教室にも通っており、今後を見据えきちんと準備していたようですね。
山口鉄也 嫁(結婚相手)、子供について
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2011年にOLの亜希さんと結婚を果たし、現在は2児の父となった山口氏。
亜希さんはファッション雑誌『PINKY』のプリンセスPINKY準グランプリを受賞した経験もある元モデルさんで、過去にはお笑い芸人の有吉弘行さんと付き合っていたそうです。
山口鉄也の全盛期
出典:http://npb.jp/wbc/2013/dailyreport_0310.html
長いリーチとサイド気味のスリークォーターで平均球速約144km/h、最速153km/hというキレのあるストレートに加え、曲がりの鋭いスライダーで多くの打者をなぎ倒してきた山口氏。
巨人の黄金時代を築き、更にはWBCでも海外の強豪チームに対し好投を見せ、日本球界屈指の中継ぎとして活躍しました。
9年連続60試合登板を記録した山口氏にとって、この9年間全てが全盛期だったのかもしれません。育成契約から這い上がり、現役時代多くのファンを魅了した彼を、今後も応援していきたいですね。