2008年以来、10年ぶりのリーグ優勝を果たした、埼玉西武ライオンズ。
クライマックスシリーズでは、福岡ソフトバンクに惜敗し、日本シリーズへの進出とはなりませんでしたが、「山賊打線」とも呼ばれる強打の打線を武器に、他チームを圧倒する姿は凄まじいものでした。
そんな埼玉西武ライオンズですが、チームの主軸である浅村栄斗選手がFAで東北楽天ゴールデンイーグルスへ移籍、長らくチームの要としてマスクを被ってきた炭谷銀仁朗選手が同じくFAで読売ジャイアンツへ移籍、またチームのエースであった菊池雄星投手もポスティングシステムを行使し、メジャーリーグへ移籍するなど主力の流出が相次ぎ、来季への戦力整備が必要となっています。
なかでも、内野の主軸でもある、浅村栄斗選手の流出の穴は大きく、センターラインでもあるセカンドの穴埋めが急務となっています。
この穴を埋めるべく、外崎修汰選手など、多くの選手に期待がかかっていますが、1軍経験のある選手も多くないのが現状となっています。
そんな中、崖っぷちに立たされている選手の奮起も期待されています。
その一人が熊代聖人選手。
今回は、チームが大きく変わろうとしている中で、2011年のルーキーイヤーから1軍でのユーティリティーぶりを発揮している熊代聖人選手の今後について、紹介していきます。
熊代聖人選手のプロフィール・経歴・成績について
引用元:べ~すぼ~るっ! Wiki
熊代聖人選手は、1989年4月18日生まれの29歳(2018年12月現在)。
身長175cm、体重72kgと、プロ野球界の中では、やや小柄な選手といえます。
愛媛県出身で、小学校中学校と地元愛媛で過ごしてきました。
高校は地元・今治西高校に進学し、投手兼外野手として、通算3度の甲子園出場を経験しました。
甲子園の通算成績は打率.421、1本塁打、8打点を記録、投手としては最速143kmをマークするなど、投打に渡り素晴らしい成績を残しました。
高校卒業後は、日産自動車に入社し、社会人では内野手に転向しました。
1年目からレギュラーに抜擢され、2度の都市対抗野球大会に出場しました。
その後、同社の野球部が休部になったため、王子製紙へ転職・移籍しました。
そして2010年のドラフト会議にて、埼玉西武ライオンズから6位で指名を受け、入団しました。
ルーキーイヤーの2011年は、開幕は2軍で迎えたものの、6月に1軍登録されると、代走や守備固めとして1軍の試合に出場しました。
2012年には、スイッチヒッターにも挑戦し、スタメンでの起用も増えていったものの、左打席の正確性に難があり、代打も出されることも多々あるような日々となりました。
その後、スイッチヒッターを断念するものの、ルーキーイヤーから続いて代走や守備固めでの出場を続け、埼玉西武ライオンズの守備・走塁面を支える選手となっています。
熊代聖人選手の嫁(渡辺真弓)・結婚・子供について
熊代聖人選手は結婚しているのでしょうか。
調べてみたところ、熊代聖人選手は、2011年12月に結婚しているようです。
お相手は、今治西高校時代の同級生だそうで、お名前は「渡辺真弓」さんというそうです。
熊代聖人選手がプロ1年目終了時に結婚した、ということになりますね。
お子さんは、2013年に長男、2016年に次男が誕生しているようです。
男兄弟ということで、父のプロ野球選手としての姿は、よっぽど眩しく映るでしょうね。
長男は2018年現在で5歳ということになりますから、お子さんの記憶にも色濃く残るように、1年でも長くプロ野球生活を続けてほしいです。
熊代聖人選手の高校時代・甲子園出場について
熊代聖人選手は、プロフィールでもご紹介の通り、地元・愛媛の強豪、今治西高校出身です。
高校時代は、通算3度の甲子園を経験し、大舞台で躍動していました。
特に3年生の夏では、エースで4番という高校野球の花形を任され、3回戦では9回に起死回生の決勝本塁打を放ち、ベスト8進出を果たしました。
その時の動画がこちらです。
まさに劇的な本塁打ですね。
熊代聖人選手と同期の高校球児というと、中田翔、佐藤由規、唐川侑己のBIG3をはじめ、野村祐輔、小林誠司など現在プロ野球で活躍する選手が多く出場する激戦の甲子園でした。
熊代聖人選手同様、甲子園を多く沸かせた同期の選手達が躍動している中、熊代聖人選手も、強豪・今治西高校のエースで4番であった意地を見せて、今後の活躍に期待したいですね。
熊代聖人選手の現在の戦力外の可能性は?
若手も多く台頭してきている埼玉西武ライオンズ。
熊代聖人選手が主戦場としてきた、外野とセカンドのポジションには外崎修汰選手が現れ、あっという間にレギュラーの座につき、日本代表に選ばれるほどとなりました。
プレースタイルも、熊代聖人選手が持つ強みを全て兼ね備え、おまけに打撃も良いとされる外崎修汰選手。
他にも、多くの若手がひしめき合う、埼玉西武ライオンズの野手陣の中で、熊代聖人選手は生き残れるのでしょうか。
2019年シーズンは、浅村栄斗選手が移籍したことによって空席となったセカンドには、外崎修汰選手がコンバートされることが濃厚となっています。
そして、空いたライトのポジションを木村文紀選手や斉藤彰吾選手、愛斗選手などと争うこととなりそうです。
外崎修汰選手とポジションがほぼ被る熊代聖人選手は、2019年にこの争いや、外崎修汰選手のバックアップとして存在感を示さないと、2020年以降、戦力外通告を受けてしまう可能性が高くなりそうです。
とにかく、2019年シーズンのより一層の奮起が重要となりそうです。
ただ、チームとしては、ムードメーカーとサブプレーヤーとしての二役を評価していることから、ここでの存在感を示すことも生きる道かもしれません。
熊代聖人選手の2019年の年俸は?
熊代聖人選手の2019年の年俸はいくらなのでしょうか。
すでに熊代聖人選手は、契約更改を終了しており、1度の保留を経て、現状維持の1,000万円で更改しました。
チームのために様々な役を買って出たことを評価してほしい、とのことでしたが、内容は変わらず、現状維持での更改となったようです。
しかし、球団と熊代聖人選手間でのモヤモヤ感は払拭した結果となっているようですので、軋轢は生じていないようです。
来季は、バイプレーヤーとムードメーカーに加えて、スタメンでの出場も重ね、年俸アップを勝ち取って、家族にもいいところを見せてほしいですね!