アメリカメジャーリーグ、ホワイトソックス所属の投手、マイケルコペック選手。先月メジャーデビューを飾り、今後大きな期待のかかる投手である。
しかし先日、トミージョン手術を受けたことを発表。今後の展望と、これまでのキャリアを紹介していこうと思う。
マイケルコペックのプロフィール(経歴 成績)
プロフィール
・身長/体重191cm/98kg
・生年月日1996年4月30日
・ポジション投手
・投打右投右打
・出身地テキサス州
※ SportsNaviより抜粋
アメリカテキサス州出身、現在21歳のマイケルコペック選手は、2014年MLBドラフトにてボストンレッドソックスに入団。
約2年マイナーでプレイし、2016年にトレードでシカゴ・ホワイトソックスに移籍し、1A〜3Aで活躍し、2018年8月にメジャー契約、同月21日にメジャー初登板。今後期待の若手投手であるが、先日トミージョン手術を受けることが発表された。
マイケルコペック、トミージョン手術へ。復帰時期はいつ頃か。
今年9月に発表されたマイケルコペック選手のトミージョン手術。
日本人には馴染みのないトミージョン手術であるが、トミージョン手術とは肘の靭帯断裂に対する手術であり、患者の手首付近の腱や下腿の腱などから正常な腱を、側副靱帯の代わりとして移植するものである。
肘の酷使が多い野球の投手が受けることが多い手術であり、日本人メジャーリーガーでは、松坂大輔投手やダルビッシュ有が手術を受けた経験があるが、トミージョン手術を受けた場合、リハビリや術後経過観察があり、2シーズンは投球できないのである。
また、手術が失敗した場合、元々のポテンシャル以下の能力になっているケースも多々あり、リスクも伴う可能性がある手術なのだ。
そして若手でこれからの伸び代のあるマイケルコペック選手がこの手術を先日受けたと報道があり、無事に成功した模様であるが、復帰はおそらく2020年になる見込みである。
もちろん術後の本人のリハビリの頑張りも重要であるので、我々はもう少し経過を見ていようと思う。
マイケルコペックの平均球速と球種は
マイケルコペック投手の魅力と言えばやはり『速球』である。高校生の時からMAX157キロを記録しており、マイナー契約後はなんと169キロを出したこともあるのである。20歳の時に既に超人並みの能力を持ち合わせ、先日のメジャー登板でも159キロを出しており、この速球に加え彼は2シームを駆使して投球を構築しているのだ。
2シームとは、ストレートと同じ軌道ながら微妙に変化する球種であり、速球派の投手が持ち球するケースが多い球種だ。あのニューヨークヤンキースの田中将大投手もこの2シームを多用しており、メジャーの打者を翻弄している。
野球経験者からすると、豪速球に加え微妙に変化する球を持っている投手は非常に打ちづらいのは有名である。
マイケルコペックが薬物使用でドーピングに引っかかり、その後の疑惑は?
若手有望株で注目されている彼だが、マイナー契約後、薬物使用により50試合の出場停止処分を受けている。若気の至りと言えばそうかもしれないが、若い頃から活躍すると他のことに目がいってしまったのだろう。
その後、きちんと処分を受け、気持ちを入れ替えてメジャー初登板を果たしている。その矢先のトミージョン手術となってしまい、本人もファンも落胆したに違いない。ただ、過去の過ちを反省し、これからの未来を見据えて行動している彼を、周りはしっかり応援していくべきである。
マイケルコペックの彼女、そして結婚は
今年トミージョン手術を受け、復帰はおそらく2020年。彼の飛躍はまだまだ先になりそうであるが、活躍した後にはきっと素敵な人と出会い、公私ともに充実するであろう。ルックスも充分で、野球選手としてのポテンシャルも高いという恵まれた状況の彼に、期待することは多い。
彼が飛躍した時、きっとメジャーリーグで富と名声を掴み、きっととんでもないスターと結婚していることを期待して、彼を見守っていこうと思う。