二橋大地。彼をご存知だろうか?
今シーズン、メジャーリーグ新人王を獲得した大谷翔平氏。
その大谷選手を打ち崩した天才的な選手であった二橋大地氏。
しかしその大谷選手から本塁打を放ったことが、後に大きな事件となる。
『事件』は後述するが、まずは二橋氏について色々とご紹介していこうと思う。
二橋大地 プロフィール(経歴 成績)
引用元:Twitter
生年月日:1994年4月17日
出身地:神奈川県大和市
身長:178センチ
体重:86キロ
経歴:盛岡大付-東日本国際大-三菱日立パワーシステムズ(MHPS)
神奈川県大和市出身の二橋氏は、小学校1年生で野球を始め、中学時代は横浜瀬谷ボーイズで硬式野球を始めています。
その後、野球留学で岩手県の強豪である盛岡大付属高校に進学。
1年の秋からベンチ入りを果たし、3年の夏はあの大谷翔平擁する花巻東高校を破り、甲子園出場を決めたのである。
高校卒業後、東日本国際大を経て、社会人野球チームの三菱日立パワーシステムズへ進み、現在も野球を続けているのだ。
大谷翔平キラーと呼ばれた二橋大地
盛岡大付属から甲子園出場を目指していた3年生の夏の岩手県予選、4番としてチームを牽引し、ついに決勝進出。
この決勝での相手がエース『大谷翔平』率いる花巻東高校であった。
当時から大谷翔平は注目度抜群で、高校生史上初の160キロという豪速球を記録するという怪物ぶりを発揮し、誰しもが甲子園での大谷翔平の活躍を期待していた。
そんな矢先、二橋選手はその大谷翔平から特大の逆転スリーランを放ったのである。
結果的に、盛岡大付属が5対3で花巻東高校を破り、甲子園出場を果たした。
しかしこの結果に納得のいかないファンが、学校へ多くのクレームを寄せたのだ。
「大谷翔平の甲子園出場を阻んだ」
これが大半の理由であったが、二橋選手の放ったホームランが、実は『ファール』だったのではないかという不満を学校側へぶつけたようなのだ。
実際に映像を見てみると、微妙な打球だったので判断が難しかったのは分かる。
ただ、高校野球の審判のジャッジは時に疑問が湧くこともある。
経験者からしても、ストライクゾーンの曖昧さ、私立優遇、これらのいわゆる差別ではないか?ということは多々あった。
しかし、勝負の世界、審判の判断は絶対なので、この試合での盛岡大付属へのバッシングはおかしかったと感じる。
更に二橋選手は後に以下のようなことを語っている。
「僕らの盛岡大付属野球部は、僕を含めてもともと県外出身者が多いので、全員が地元出身の花巻とやるときはどうしてもアウェイな感じにはなってしまう。」
これは高校野球で昔からよくある話だ。
野球留学で地元以外の球児だけで出場したチームを叩き、地元出身者だけで甲子園に出場することを賞賛する。今年の金足農業はわかりやすい例だ。
少し話がずれてしまったが、高校野球のスーパースターを倒した二橋選手は、今思えば本当に可哀想であり、辛かっただろう。
二橋大地の現在 勤務先会社は三菱日立?
引用元:メシ通
二橋氏は現在、社会人野球の三菱日立(MHPS)で野球を続けている。
いつかはまた大谷翔平と再戦したいと意気込みを持っているそうだが、
本人は、
「野球をやっている以上は、目指すべきゴールはプロだと思ってますけど、今は与えてもらった限られたチャンスをモノにして、チーム内の競争に勝つことが先決だと思います。」
と語っており、野球に対して真摯に取り組んでいる姿が見て取れる。
二橋大地 甲子園騒動
前述した通り、甲子園出場を決めたことにより多くのバッシングを受けた二橋氏。
残念ながら盛岡大付属は甲子園一回戦で島根代表の立正大淞南に破れてしまうが、その大会の閉会式にて事件が起きた。
奥島高野連会長の挨拶である。
選手を労わなければいけない立場の高野連の偉い人が、このような的外れな発言をしたことは、多くの球児に対して失礼であったと感じる。
実際、この発言に対して多くのクレームが高野連に殺到したそうだ。
二橋大地 結婚について
現在、二橋氏の結婚情報は特にあがっていない。
この先の人生、仕事でもプライベートでも一生『大谷翔平キラー』という十字架を背負って生きていかなければならないだろう。
そんな二橋氏がプロ野球の世界へ進み、素敵な人と出会うことを切に願っている。
また、彼のことを知りたい方は12月2日(日)TBS系列で全国放送予定の「消えた天才」にて二橋氏の特集が組まれているので、そちらをチェックして頂きたい。