この時期、プロ野球界は移籍報道が多くなる。
トライアウトを受けた者、FA宣言した者、新外国人として加入する者等、来季に向けて新戦力が気になるのはファン心理としては当然だ。
そんな中、原辰徳新監督が就任した読売ジャイアンツが、実力未知数の外国人を獲得した。
メキシコ出身のビヤヌエバ内野手(27)である。
原体制の補強第一弾となったが、名実ともにまだまだ知らない部分が多いと思うので、今回はこの新外国人選手のビヤヌエバ選手を紹介していこうと思う。
ビヤヌエバ プロフィール(経歴 成績)
https://twitter.com/_RankingNews/status/1065099244372090880?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1065099244372090880&ref_url=http%3A%2F%2Fpleasureaggre.com%2Fbiyanueba-seieki-nenpou-padoresu%2F
生年月日:1991年6月19日
出身地:メキシコ
身長:180センチ
体重:95キロ
経歴:サンディエゴパドレス-読売ジャイアンツ
ラテンの血が入ったメキシコ出身で現在27歳のビヤヌエバ選手は、2008年に初めてメジャーリーグのテキサスレンジャースと契約を結ぶ。
その後、2012年にシカゴカブス、2016年にサンディエゴパドレスと移籍を繰り返し(マイナー契約)、その間はメジャーでの出場機会には恵まれず、長らくマイナー生活を続けていたが、2017年にパドレスにてメジャー契約を果たした。
2018年シーズンは110試合に出場し、シーズン通算打率は2割台と低いものの、ホームラン20本という記録を残している。
ビヤヌエバ 守備力とポジション
ビヤヌエバ選手の守備力はどれくらいの実力があるのか?
ポジションはサードをメインで守っているが、その他内野全ポジションと外野も守れるという情報だ。
ただ、昨年の結果を見てみると、サードでも多くエラーを記録しており、その他のポジションでも毎度エラーしているようなので、守備への期待はあまりしないほうが良いかもしれない。
ジャイアンツでもポシションは、恐らくメインとなるのはファーストになるだろう。
ジャイアンツの若き主砲・岡本和真が来季サードに挑戦ということらしいので、岡本と並行してファーストとサードを試合によって変えていくのだと思う。
守備の前評判はあまり良くないが、下記の守備動画を見てみると、体型の割にはきちんと動けているし、グラブ捌きも悪くないので、私個人としてはきちんと日本の球場での守備機会を増やせばしっかり守れると感じている。
ビヤヌエバ バッティングと打順
ジャイアンツがビヤヌエバ選手に期待している部分は打力の高さだと思う。
昨年メジャーで20本以上の本塁打を放っており、打撃動画を観ても外角の球もレフトスタンドまで持っていくプルヒッターぶりを発揮している。
【プルヒッター】※wikipediaより引用
引っ張りが多い打者。このタイプの打者は打球方向が偏るためしばしば極端な守備隊形(シフト)が敷かれる。代表的な打者として、中田翔(北海道日本ハムファイターズ)、T-岡田(オリックスバファローズ)、松田宣浩(福岡ソフトバンクホークス)などが挙げられる。
メジャーの球場に比べて日本の球場は狭いので、ビヤヌエバ選手にとってはプレイしやすい環境なのかもしれない。
ただ、不安な要素もある。
昨年メジャーで20本塁打を放ったものの、打点は46点という少ない数字となっている。
更に、384打席に立ち、その内三振が104打席という記録もある。
ぱっと見だが、『チャンスに弱く、三振が多い』というイメージがあるので、この不安を日本球界では払拭して欲しい限りだ。
ビヤヌエバ 2019年の年俸
読売ジャイアンツと契約したビヤヌエバ選手だが、1年契約で契約金を含む総額200万ドル(約2億2400万円)で契約した。
ジャイアンツ得意の、活躍前から高給を与え獲得するという手法である。
ビヤヌエバ選手が日本球界でどこまで通用するかはまだまだ分からない。
今シーズンのゲレーロ選手や陽岱鋼選手ように、結果を残さずに高い給料を貰っているとファンやメディアから叩かれるので、ビヤヌエバ選手にはそうならないように期待する。
それよりも問題なのは、ジャイアンツの外国人枠であろう。
ビヤヌエバの他、ゲレーロ、メルセデス、アダメス、マルティネス等、多くの外国人選手を抱えている。
この中から、誰が1軍で活躍するのか、来シーズンの巨人外国人問題にも注目したい部分だ。
ビヤヌエバ 結婚と嫁について
選手としてもあまりまだ情報が多くない彼なので、プライベートな情報もまだあまり流れていない。結婚している話もまだなさそうなので、まずは本業に本腰を入れて欲しい。
本人は入団にあたり、
「伝統ある読売巨人軍と契約できることを大変光栄に思います。日本に行ったことはありませんが、日本人選手はとても練習熱心で規律正しいイメージがあります。東京ドームの大観衆の前でプレーすることを楽しみにしています。新たな環境で新しいチームメイトと一緒に戦い、リーグ優勝、日本一に貢献できるよう全力を尽くします」
とコメント発表しており、まずは日本での活躍を目標に頑張って欲しい。
今シーズンのメジャーでのマイコラス投手のように、日本で技術を学び、逆輸入パターンでアメリカで大活躍した例と同様に、ビヤヌエバ選手にも‘アメリカン・ドリーム’ならぬ、‘ジャパニーズドリーム’を叶え、アメリカに凱旋してほしいと筆者は願っている。
その前にまずはジャイアンツでの活躍が絶対的に必要だ。