先日、オリックスの福良淳一監督の今シーズン限りで辞任が発表された。球団側は続投要請していたが、福良氏はこれを固辞。チーム不振の責任を負うという勝負の世界では当たり前のことであるので仕方ない。
そして我々は次期監督が誰なのかが気になっている。筆者はあらゆる角度で次期監督候補を予想してみようと思う。
オリックス 2019年(時期) 監督候補
2019年シーズン、オリックスの次期監督候補はたくさんいる。ざっと思い浮かべるところでいうと、同球団OBの田口壮氏、星野伸之氏、外部で監督経験のある岡田彰布、中畑清氏、原辰徳氏、落合博満氏、伊東勤氏など、多くの候補者がいる。
どの監督が就任しても面白いチームになりそうな期待はある。事項では各候補者の可能性を探っていこう。
オリックス 2019年(時期) 監督候補NO.1、田口壮氏
引用元:Twitter
大本命はやはり田口壮である。現在オリックス二軍監督として腕を振るい、オリックスからメジャー、そしてオリックス復帰と、まさに『オリックスと言えば田口』のイメージが強い。まだ正確な情報は発表されていないが、球団もおそらく水面下では田口氏を監督として招聘する動きはしている可能性は高い。
イメージ的な意味では田口氏が就任することがスムーズではあるが、実務的にはどうだろうか。田口氏は引退後、解説者として活動しており、現場復帰は2015年に監督としてオリックスに復帰している。しかし、田口氏はコーチ経験が無く、いきなり監督に就任しており、オリックス2軍監督としての成績はあまり芳しくない。
前例を挙げるのは失礼だが、例えば現在読売ジャイアンツの監督である高橋由伸氏、阪神タイガースの金本知憲氏もコーチ経験なく監督に就任したが、目立った成績は残せていない。そういう意味では、不安要素があることは否めない。
ではやはり外部の監督経験のある人選が必要になってくるかもしれない。事項では、その外部監督の候補を見ていこうと思う。
オリックス 2019年(時期) 監督候補NO.2 岡田彰布
岡田氏といえば、現役時代の最後はオリックスで過ごし、引退を迎えている。関西出身で、引退後はオリックス2軍助監督兼打撃コーチ、阪神2軍助監督兼打撃コーチを経て2004年に阪神の一軍監督に就任。
コーチとしての経験は非常に高いのである。岡田氏の性格は非常に攻撃的な面が強い。大阪出身ということもあり、選手を鼓舞するという意味では刺激的な部分が多くある。
この攻撃的な面がチームに浸透し、『大阪魂』でチームを盛り上げていけば、岡田氏の腕は唸るに違いない。やはり地元出身の人物が地元のチームを仕切るというのは、とても魅力的であるので、いい化学反応が起こるであろう。
オリックス 2019年(時期) 監督候補No.3星野伸之
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田口壮氏と並んでオリックスの顔である一人が星野伸之氏である。彼の現役時代の魅力は『遅いストレート』と『超スローカーブ』が有名である。
ストレートの球速は130キロくらいだが抜群のコントロールを武器に打者を手玉にとっていた。それに加え、70キロ〜90キロ程のスローカーブを駆使し、強打者を抑え込んできた。
(※野球経験者からすると、130キロはそこまで早くないが、70キロ台のカーブと混ぜて勝負すると、ストレートの体感が140キロ以上に感じる)あの大打者、清原和博氏も「星野さんのストレートが一番打ちにくい」と証言している。このように、現役時代に鍛えた投球術を、現役のオリックスの選手に指導すれば、オリックスは投手大国になるに違いない。ただ、星野氏は2010年からオリックスの投手コーチに就任したが、度重なる体調不良により、休養と復帰を繰り返していた。
体調面での不安材料が多いので、監督になった場合、長く指導を続けていけるかが心配だ。
オリックス 2019年(時期) 監督候補No.4原辰徳
引用元:ZAKZAK
可能性としては低いが、あの原辰徳氏はどうだろうか。読売ジャイアンツの生え抜き選手として、現役時代、監督時代とも輝かしい成績を残している。2009年にはWBCでも世界一を達成し、指導者としての技量は申し分ない。
そんな原氏がオリックスの監督に就任した場合、原氏が見出した若手選手が台頭してくるに違いない。ジャイアンツの監督時代はあの坂本勇人選手を使い続け、現在もチームの中心選手として活躍している。
オリックスでスーパースターを誕生させれば、ファンも球団も万々歳である。そして実績を積み上げ、ゆくゆくはあのイチローが入閣するのも夢ではない。スポンサーリンクWBC監督時に原氏とイチローは親交を深め、お互いの気持ちも通じ合っているであろう。監督原辰徳、ヘッドコーチイチロー、そんなオリックスの未来を私は期待している。
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