東北唯一のプロ野球球団、東北楽天ゴールデンイーグルス。
一時は星野仙一氏が率い日本一を達成したチームだが、近年はBクラスに留まることが多く、特に今シーズンは非常に苦しんでいる。その理由は本拠地の名称にあると噂されている。その噂を検証していこうと思う。
絶命パークの意味、理由とは
引用元:日刊CJweb
東北楽天ゴールデンイーグルスの創設は2005年。
新しいチームがスタートするに伴い、球団は宮城県と共同で本拠地球場のネーミングライツを募集した。初代の名称は「フルキャストスタジアム宮城」として決定し、(※フルキャストは人材派遣会社である。)
その後、「日本製紙クリネックススタジアム(通称Kスタ)」、「楽天koboスタジアム宮城」、「koboパーク宮城」と名前を変え、2018年から「楽天生命パーク」としてスタートしたが、どうやらこの「楽天生命パーク」という名前がチーム下降の原因ではないかとされている。
今シーズン、開幕直後からチームの状態は芳しくなく、則本投手、岸投手、松井投手の調子も良くないことが多かった。
それに伴いチームの順位も下位争いを繰り広げる状態に、ファンやメディアは「勝てない=生き絶える(絶命)」と本拠地名の「楽天生命パーク」にかけて、『絶命パーク』と揶揄しているのだ。
楽天イーグルス、ホームゲームワースト(シーズン最多敗戦)。。
東北楽天9月24日時点でホームで42枚目を喫した。
この記録は、97敗し首位に51.5ゲームも離された球団創設の2005年に記録した球団ワーストの本拠地敗戦数に並んでしまったのである。
この羞恥的な記録、ファンはさぞかし裏切られた気持ちになっているだろう。
楽天イーグルスがホームゲームで勝てないは理由
今シーズンの楽天の圧倒的な弱さの理由は何なのか。主な理由としては打撃陣の不調にあると思う。
昨年のシーズンを振り返ってみると、茂木栄五郎の台頭、ペゲーロの超攻撃的2番という2名が大ブレイクを果たし、ウィーラー、アマダーの3、4番が打点を稼ぐというバランスのとれた打線が機能していた。しかし今シーズン、茂木とペゲーロの不調、ウィーラー、アマダーの怪我や打撃不振により、打線に繋がりが持てない状況が続いている。
投手陣に関しては、先発陣の岸、則本がローテーションとして安定しているが、やはりこの投手陣をフォローする攻撃陣がカバーできていないのだ。ホームで目立って勝ててないだけであって、どこの球場でもあまり勝てていないのが現状である。
楽天生命パークの名称が呪われ、、そして最下位。。
球場の名前はファンにとって愛着があることが多い。
他の球団を見てみると、福岡ソフトバンクホークスの本拠地は「ヤフオクドーム」、千葉ロッテマリーンズの本拠地は「ZOZOマリンスタジアム」(野球ファンは『千葉マリン』と呼ぶことが多い)、等、正式な名称がありながら、通称で呼ぶことが多い。
そういった意味で、近年東北楽天の本拠地の名称であった「koboパーク宮城」(通称『コボスタ』)が割とファンや野球ファンの間では馴染んでいたのだが、2018年に自社企業の「楽天生命」が参入し、新名称の「楽天生命パーク」となってしまった。
やっとコボスタが浸透してきたにも関わらず、名称が変わり、そして今シーズンの地獄のような展開。。ファンとしては何とも複雑な心境であろう。それが「絶命パーク」と言われ、、選手も遣る瀬無い気持ちであるに違いない。
楽天生命パークは2019年に名称変更か
スポーツ界は験担ぎを大切にする世界である。イチロー選手は毎朝カレーを食べたり(※今はカレー以外も食べている)、サッカー日本代表も香川真司選手は同じ色のパンツを履いていたりと、自身のルーティーンの中に験を担ぐことが多々ある。
そういった意味で、ここまで述べた「楽天生命パーク」という名称があまり良くない験を担いでいる可能性が高いであろう。2018年シーズンの本拠地での不振、チームとしての不振、これらを払拭するアクションの1つとして、球場の名称変更は必須事項であると思う。
どのような名称になるかは分からないが、この「楽天生命パーク」から脱却し、2019年シーズンは嘘のように強くなれば、パリーグはさらに盛り上がるに違いない。今年のセリーグのように、混戦パリーグになることを願うばかりだ。