昨今、『次世代の野球』と言われているキャップ投げ野球。
野球のボールをペッドボトルのキャップで代用し、野球経験者でなくても気軽に楽しめると話題のスポーツだ。
今回はこれからキャップ投げ野球を始めたい!という方に向けてキャップ投げ野球についてと具体的な投げ方についてご紹介していこう。
キャップ野球とは
出典:https://www.j-cast.com/trend/2018/05/02327675.html?p=all
キャップ投げ野球とは、その名の通り野球のボールの代わりにペットボトルのキャップをボールとし行うスポーツである。
京都大学の日野湧也氏(通称わっきゃい)がキャップ投げ野球の第一人者として活躍し、今や全国的に競技人口が増えているアマチュア競技。
出典:https://twitter.com/wildkumada/status/998362087725322240
このわっきゃい氏が学生時代、授業中に飲んでいたスポーツ飲料のキャップを手の中でもてあそんでいるうちに「これ投げられるかも」と思いつき、教師が見ていない隙をついて、教室の端に置かれていたゴミ箱めがけて「軽い気持ちで」投げてみたそう。
そのキャップは教室の中を横切り、ゴミ箱の中に吸い込まれた。
このゴミ箱に入る快感とキャップが手を離れる際に鳴る音に魅了され、そこからキャップ投げを極めたのだ。
そしてその後、独自でキャップ投げ野球を開発し、今や全国的にも有名な競技となっているのがキャップ投げ野球だ。
キャップ野球 球種
通常の野球と同様に、『キャップ投げ野球』にも多くの球種が存在する。
ストレート/ライジングボール/フォーク/カーブ/スライダー/チェンジアップなど、多くの変化球を投げることが可能で、スライダーに関しては『縦スラ』まで投げられるという実際の野球と遜色ないレベルなのだ。
キャップ野球 変化球の投げ方①ライジング
『ライジング』とは、ソフトボール特有の変化球でボールが打者の手元で浮き上がるように変化するボールである。
野球の場合、マウンドが高くなっているので、オーバースローやスクリューウォータータイプのピッチャーは投げることが難しく、プロ野球でもアンダースロータイプのピッチャーであれば投球可能なボールなのだ。
しかしキャップ投げ野球の場合は、オーバースローでも投げることができる。
具体的な投げ方は、
①ストレートの握りから、
②上に20度程傾け、
③下方向に強く弾き出します。
キャップ野球 変化球の投げ方②フォーク
フォークは、プロ野球選手でも手が大きく、人差し指と中指の幅が広くないと投げれない程のボールで、かつてはメジャーリーグでも活躍した佐々木主浩氏の勝負球でもある。
そしてキャップ投げ野球での具体的なフォークの投げ方は、
『チェンジアップの握りからキャップの裏を相手に向けるように上に20度程傾ける』
キャップ野球 変化球の投げ方③スライダー
ダルビッシュ有、田中将大、松坂大輔、菅野智之など、日本を代表するピッチャーが皆勝負球として投げるスライダー。
キャップ投げ野球でも、変化球の中では一番投げやすいそうなので、ストレートの次に覚えるべき球種はどうやらスライダーだそうだ。
キャップ投げ野球での具体的な投げ方は
『ストレートの握りから、親指側に30度程傾ける』
出典:https://www.youtube.com/watch?v=LBXv5BiRXfs
キャップ野球 変化球の投げ方④チェンジアップ
打者のタイミングを狂わせるために、ストレートのときと同じ投球動作で緩い変化球として使われるチェンジアップ。
プロ野球の世界では、技巧派ピッチャーが武器にしており、非常に有効な球種の1つである。
キャップ投げ野球での具体的な投げ方は、
『ストレートの握りから、キャップをそのまま裏返すだけ』
出典:https://www.youtube.com/watch?v=LBXv5BiRXfs
スライダーと同様に、このチェンジアップの比較的投げやすい変化球なので、ビギナーも是非習得してほしい。
キャップ野球 変化球の投げ方⑤シンカー
プロ野球ではシンカーを投げる投手は少なく、代表的なのは元ヤクルトスワローズの高津臣吾選手だ。
ちなみにこの動画ではシンカーの凄さを解説しているので、是非ご覧頂きたい。
キャップ投げ野球での具体的な投げ方は、
『シュートよりも派手に傾け、全体に空気を押し当てるように投げる』
出典:https://www.youtube.com/watch?v=LBXv5BiRXfs
シンカーは緻密なコントロールが必要なので、多くの練習は必要だ。
ここまで文章や画像で投げ方を解説してきたが、一番わかりやすいのが動画を見ていただくことだろう。
動画を見て握りを確認し、猛練習をしなければ習得は難しい。
わっきゃい氏も相当な練習を積み、多くの変化球を習得したので、これからキャップ投げ野球を始める人は真剣に取り組み、多くの時間を費やしてほしい。