ついにこの瞬間が訪れた。イチロー現役引退。
昨日まで行われたMLB開幕戦シリーズ。
7年ぶりに日本で開催されたメジャー開幕戦のマリナーズ対アスレチックス戦。
イチローや菊池雄星が所属するマリナーズの開幕戦ということで、日本でも非常に盛り上がっていたのだが、2戦目終了後に「イチロー引退」という衝撃的なニュースが飛び込んできた。
この衝撃的なニュースに世界中が驚愕してしまった。
どんなに素晴らしい選手でも、最期が訪れてしまう。
悲しい感情もあるが、この記事ではイチローの今後について予想していこうと思う。
イチロー プロフィール(経歴,成績)
出典:https://article.auone.jp/detail/1/6/10/92_10_r_20190317_1552808422146182
名前:イチロー(本名:鈴木一郎)
生年月日:1973年10月22日(45歳)
出身地:愛知県西春日井郡豊山町
身長:180センチ
体重:80キロ
投球打席:右投左打
経歴:愛工大名電高校-オリックスブルーウェーブ-シアトル・マリナーズ-ニューヨークヤンキース-マイアミマーリンズ-シアトル・マリナーズ
今更彼のプロフィールを知らない人はほとんどいないだろうが、改めてご紹介しよう。
イチローは愛知県出身の世界的野球人だ。
幼少期からその野球センスは既に発揮されており、小学校3年生の時点でバッティングセンターで130キロ超えの球を打ち、一日も休むことなく毎日野球の練習を行なっていた。
中学では全日本少年軟式野球大会で全国3位を記録し、多くの強豪校からのお誘いの中、地元愛知の愛工大名電高校に進学。
高校進学後、1年からレギュラーを獲得し、通算2度の甲子園に出場を果たし、高校通算打率は5割を超えていた。
その後、ドラフト4位でオリックスブルーウェーブに入団。
入団3年目、彼の人生が大きく変わる出会いがあった。
そう。この年オリックスの監督に就任した仰木彬氏である。
仰木彬監督はイチローの類い稀な打撃センスを見抜くと、即座に一軍に呼び、即スタメンで起用する。
その後、イチローはその期待に応え、日本プロ野球史上初となるシーズン200本安打の偉業を達成した。
この偉業で知名度、実力とも球界No.1となったイチローは、毎シーズン記録的なヒットを量産し続け、2000年にメジャー挑戦を表明。
日本人初のポスティングシステムを活用し、シアトル・マリナーズと契約合意し、日本人初外野手メジャーリーガーとなった。
メジャー挑戦当時、現地アメリカでは彼の活躍は見込めないという意見が多く、評価は低かった。
しかしイチローはその評価を覆す活躍を見せる。
彼の活躍に現地は手のひらを返し、彼の選手価値は上昇を見せ、その後、2004年シーズン最多安打(262 本)、デビュー以来10年連続200安打(2001年 – 2010年)、10年連続200安打(2001年 – 2010年)、オールスターゲームでのランニング本塁打(2007年)など、数多くの偉業を成し遂げた。
その後、ヤンキース、マーリンズと移籍し、2018年3月には古巣マリナーズに復帰。
マリナーズに復帰したが、同年5月に「スペシャルアシスタントアドバイザー(会長付特別補佐)」の契約を結び、選手としては今季の残り試合は出場しないことが発表された。
そして2019年、マリナーズとメジャー契約という形に変わり、開幕戦を迎えたものの、この開幕シーズン2戦目終了後、引退が発表となった。
イチロー 引退後の名前表記は?
出典:https://www.yomiuri.co.jp/sports/mlb/20190321-OYT1T50212/
引退会見の際、多くの記者から質問があったが、その中で今後に人生について問われた際、イチローは、
「今日をもって、元イチローになるので」
と発言し、話題になっていた。
元イチローになるという言い方がイチローらしい哲学的な発言である。
ネットではこの「元イチロー」が一時話題をかっさらっていた。
https://twitter.com/mymn720/status/1108979844727996416
https://twitter.com/ptneet/status/1108973322694324227
https://twitter.com/shinjitopstart/status/1108753088679018501?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1108753088679018501&ref_url=http%3A%2F%2Fblog.livedoor.jp%2Fninji%2Farchives%2F53155996.html
果たして今後、「イチロー」の表記は変わっていくのか?気になるところだ。
イチロー 引退後は監督かコーチか?
引退後の可能性として有力なのは監督やコーチなどの指導者ではないかと思う。
しかし、記者会見でイチローは監督の可能性を全否定した。
「監督は絶対無理ですよ。絶対がつきますよ。人望がない。本当に。人望がないですよ、僕。
それぐらいの判断能力は備えているので。」
出典:https://dot.asahi.com/dot/2019032200005.html?page=7
本人が監督の可能性は否定した。しかし指導者の可能性というのはゼロではないようだ。
「自分に子供がいたとして、高校生であるとすると、教えられなかったりというルールですよね。そういうのって変な感じじゃないですか。今日をもって元イチローになるので、それは小さな子供なのか、中学生になのか、高校生になのか、大学生になるのかはわからないですけど、そこには興味がありますね。」
出典:https://dot.asahi.com/dot/2019032200005.html?page=7
イチローが学生を指導するという可能性を感じ、非常に嬉しかった。
偉大なレジェンドがアマチュア選手を一から育てるというのは、非常に興味深い話だ。
イチロー 引退後は解説者か?
引退後の可能性として、解説者はどうだろうか?
おそらく現状では可能性は低いだろう。
記者会見でイチローは、
「たぶん明日もトレーニングをしていますよ。それは変わらないでしょうね。僕はじっとしていられないから。動き回っているでしょうね。だからゆっくりしたいとか全然ないですよ。全然ない。たぶん動き回ってます。」
出典:https://dot.asahi.com/dot/2019032200005.html?page=6
そう。彼は「じっとしていられない」性格だ。
そんな人が、体ではなく「口」だけを動かす仕事に、魅力を感じないのではないかと思う。
イチロー 引退後タレントは?
現役引退後、テレビタレントに転身するプロ野球選手は多くいる。
果たして、イチローがタレントになる可能性はあるのか?
元木大介、石井一久、清原和博など、バラエティ番組で活躍する元プロは多くいたが、イチローはそのようなタイプではない気がしている。
やはりイチローは何かしら「野球」に関わる仕事に就くと考えるのが大方の予想だ。
松井秀喜のようにGM特別アドバイザーのような肩書きで、マイナーリーガーの育成に注力するのが一番適任だと感じている。
果たしてイチローはどうなるのか。今後も彼の動向に注目していこうと思う。