広島カープの若き4番打者!鈴木誠也。今や広島カープだけにとどまらず、日本プロ野球界を代表する主砲となりました。
とても親しみやすいキャラクターで、熱心なカープファンはもちろんの事、女性ファンや子供のファンが多いのもキャラクターだけではなく実力があっての事でしょう。
いつも明るくチームを盛り上げている選手のようですが、実はとっても野球熱心。バットを抱いて眠る事もあるというくらい、野球が好きな鈴木誠也選手。
そんな鈴木誠也選手が掲げた「打率10割、200本塁打、1000打点」
ふざけて面白い事を言っているのだろうと思った方も多いかもしれません。
しかし、私にはどうも真面目に言っているように聞こえました。鈴木誠也選手は、大真面目に自分への目標として、そして自分自身を奮い立たせるためにこんな事を言ったのではないでしょうか。
野球に真摯に向き合うからこそ、こんな数字を掲げられたのだと思います。今季から背番号も新たに、広島カープを背負って行く事になるであろう鈴木誠也選手。
入団時からの背番号の変化と年俸推移を振り返ると共に、鈴木誠也選手の体の変化などにも注目してみましたので、最後までお付き合いください。
鈴木誠也(広島)の年俸推移
2012年にドラフト2位で広島カープに指名された鈴木誠也選手。契約金は6000万円でした。
年俸推移は以下の通りになります。
年 | 年俸推移 | 背番号 |
2013 | 600万円 | 51 |
2014 | 650万円 | 51 |
2015 | 900万円 | 51 |
2016 | 1700万円 | 51 |
2017 | 6000万円 | 51 |
2018 | 9000万円 | 51 |
2019 | 1億6000万円 | 1 |
これを見る限りは、もう右肩上がりとしか言えませんね。文句なしの大幅UPです。そして、入団時からつけていた背番号51を後輩に託し、今季から背負う背番号は1となりました。
球団側の評価や期待があっての背番号だと思います。1億円プレイヤーになった鈴木誠也選手の各年の年俸推移をみていきましょう。
鈴木誠也(広島)2013年の年俸600万円,契約金6000万円・背番号51
http://pict-dd.cocolog-nifty.com/carp_navi/2012/12/post-2.html
東京都荒川区出身、二松學舍大学附属高等学校を卒業し、2012年のドラフト2位で広島カープに入団。契約金は6000万円でした。年俸は600万円。
少し前まで高校生だったと考えると堂々たる体躯ですが、現在と比べると体のラインも細い感じがします。まだあどけなさが残る顔にカープファンはとても大きな期待をしていましたよ!
背番号は「51」
鈴木誠也選手がとても思い入れのある番号が「51」だったそうです。憧れのイチロー選手の背番号と言う事で、投手出身で野手へ転向したイチロー選手と、自身を重ね合わせていたのかもしれませんね。
「鈴木」という姓も同じなので、やはり特別なものがあったのかもしれません。イチロー選手に憧れた高校生がプロ野球選手を目指し、見事にプロの世界へ。
高卒ながら1年目で1軍入りを果たすなど、その才能は大いに評価されていた物と思われます。
1軍で11試合に出場し、12打数1安打という成績しか残せなかったものの、カープファンにはすごいルーキーがきたと存在感をアピールできていたと思います。
鈴木誠也(広島)2014年の年俸650万円・背番号51
http://pict-dd.cocolog-nifty.com/carp/2014/08/post-80a3.html
年俸は650万円。背番号も引き続き「51」
1年目に1軍という舞台に上がった鈴木誠也選手。しかしながら、自分では納得のいく結果が残せなかったのかオフに猛特訓と言って良いくらいの練習を重ねたそうです。
打撃技術と筋力強化に力をいれたその結果、36試合に出場、ホームランも1本打ち、打率.344という結果を残す結果につながりました。
鈴木誠也(広島)2015年の年俸900万円・背番号51
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年俸は900万円。まさに鈴木誠也選手が進化した年。背番号「51」
鈴木誠也の進化理論のはじまり。積み上げてきた筋力強化の結果がでたのか、97試合に出場しました。ホームランは5本。打率.275。
鈴木誠也(広島)2016年の年俸1700万円・背番号51
https://akinomono.jp/blog-entry-8713.html
年俸1700万円。神ってる活躍をしたこのシーズン。背番号「51」
体も少し分厚くなった印象がありました。
129試合に出場、ホームラン29本、打率.335
3試合連続決勝打を放つなどの、まさに神ってる活躍をした鈴木誠也選手。実はこの年の初頭にソフトバンクホークスの内川聖一選手に弟子入りをしていました。
内川選手の打撃を見て、衝撃を受けたという鈴木誠也選手。内川選手との合同自主トレに参加し、1日6時間の練習をした後も、内川選手の映像をみていたそうです。食事の時間も惜しいというほど研究をしたそうです。
野球に対する姿勢が真っ直ぐな鈴木誠也選手は、きっと他人には計り知れないくらいの努力をしていたのだと思います。打撃フォームの改造をし、さらに遠くまで飛ばせるようになったのではないでしょうか。
その後も内川聖一選手との合同自主トレは恒例となり「内川さんの打撃すべてに刺激を受けている」というほど影響が大きいようです。
スポンサーリンク鈴木誠也(広島)2017年の年俸6000万円・背番号51
https://akinomono.jp/blog-entry-11685.html
昨シーズンの見事なまでの活躍で大幅年俸アップの6000万円。
WBCという大舞台から戻り、シーズンを迎えた鈴木誠也選手を待っていたのが「4番」という大仕事。
他のWBC戦士たちは、不調に陥っていた選手が多かったようでしたが、鈴木誠也選手に関しては、そんな事は感じない活躍ぶりでした。
115試合に出場し、ホームラン26本、打率.300という成績。しかし、成績がこれでストップしてしまっているのは8月23日の試合中にしたケガの影響です。
ファインプレーをしたものの、フェンス際に着地の際に骨折をしてしまいました。
その骨折により、このシーズンは出場ができなくなり、本人はもちろんの事、チームも悔しい思いをしたのではないでしょうか。
その時の映像がこちら
映像を見ると、落下した直後の鈴木誠也選手の悲痛な表情が痛みからくるものではない事がすぐに分かりました。
もちろん骨折をしているので痛みは大きいとは思いますが、この表情は痛みからと言うよりも、この大事な時期にケガをして戦線離脱をするのが悔しいと言った表情ではないでしょうか。
スポンサーリンク現にこの時、鈴木誠也選手は「2軍に行きたくない!」と絶叫して駄々をこねていたそうです。
ケガの方は順調に回復し、3か月後にはバッティング練習もできるほどにまでになったそうで、このケガをきっかけにバッティングフォームを改良するなど野球に対する姿勢も更に前向きになったようです。
このケガでのリハビリ生活の中で、鈴木誠也選手が出会ったもの。小さな子供やお年寄りが懸命にリハビリをする姿をみて、その人たちと交流するようになり自分が小さく思えたと語っていました。
ケガにより「神様が変われるチャンスをくれた」と本人も言っているように、ケガをして失うものもあったけれど、自分自身が大きく成長できたキッカケにもなったのではないでしょうか。
鈴木誠也(広島)2018年の年俸9000万円・背番号51
https://ameblo.jp/11saesks/entry-12413079206.html
ケガへの不安を残したまま迎えた2018年のシーズンは、開幕4番スタメンでの出場だったが、ケガした右足をかばってしまった為、下半身の張りで1軍から離脱してしまう。
4月の後半にスタメン復帰するも、なかなか成績が上がらず思うようなバッティングができていなかったようでした。
しかし、徐々に打率をのばして行き、8月には一時打率がリーグトップになるほどの好調ぶりだった。ケガを乗り越えられた鈴木誠也選手の勢いは止まらない。
フタを開けてみれば、打点94、ホームラン30本、打率.320の活躍でした。ケガを乗り越えて、3連覇に貢献した鈴木誠也選手はまた一回り大きくなったのではないでしょうか。
そして体も更に大きくなり、入団時の面影があまり感じられなくなってきた程です。特に太ももの太さには驚きを隠せません。
鈴木誠也(広島)2019年の年俸1億6000万円・背番号1
https://www.daily.co.jp/baseball/carp/2018/12/24/0011930729.shtml
背番号が「1」へ変更となり年俸も1億6000万円となった鈴木誠也選手。
前田智徳氏の背番号であった「1」を背負う事となりました。本人は特に何も変わらないとコメントしていましたが、やはりファンからするとその背番号はとても偉大な番号という事で、その期待や注目も大きい事でしょう。
前田智徳氏も元々は背番号「51」前田智徳氏に憧れていたイチロー選手が自身の背番号を51にしたと言う話もあります。そのイチロー選手に憧れた鈴木誠也選手が、前田智徳氏の背番号であった「1」を背負う事になったなんて、何だか感慨深いですね。
背番号が51でも1でも、真摯に野球に向き合う鈴木誠也選手を、これからも応援したいと思っています。
広島カープの4番打者として日本一を実現してくれる選手でいて欲しいです。そして、侍ジャパンとして日本の4番打者として活躍してくれたらと思っています。
稲葉監督からのラブコールに、誰もが認める成績を残した上で、引き受けたいと語った鈴木誠也選手。
やはり、オリンピックという大舞台でプレーしたいと思うのは当然の事でしょう。鈴木誠也選手の他にも4番打者候補は横浜DeNAの筒香選手などの名前も挙がる事と思います。
そんな選手たちに負けないように成績を出して認められたいと語っています。東京の下町生まれの鈴木誠也選手。地元の東京でオリンピックが開催されると言う事で、そのオリンピックへの思いも大きいのではないでしょうか。
日の丸をつけて日本で戦う事は、野球人としてもっと成長できると思うと語っている鈴木誠也選手は、何としてもオリンピックに出たいなと言う気持ちがあるそうです。
日の丸を背負い、世界の舞台で活躍する鈴木誠也選手を見たいと思っているのは、私だけではないはずです。
広島カープのファンだけではなく、日本の野球ファンはきっとその姿を楽しみにしているでしょう。
もちろん、広島カープにずっといて欲しいという思いはありますが、鈴木誠也選手は広島カープで終わる選手だとは思っていません。
きっと今後、もっともっと大きな舞台で活躍をしてくれるのではないでしょうか。それがオリンピックなのか、メジャーリーグなのかは分かりませんがきっと私たちを楽しませてくれる選手になってくれると思っています。
進化が止まらない鈴木誠也選手から今季も目が離せません。私も東京の下町出身なので、鈴木誠也選手の活躍を心から応援しています。
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