少子高齢化が進む日本で、とりわけ少なくなってきているのが、高校球児。
しかし、元千葉ロッテマリーンズで捕手を務めた里崎智也氏は「高校球児が減っていることはむしろ高校球児にしたらチャンス。競争が減って、試合に出られる可能性が大きくなる。」とも話しています。
日本の野球レベルの低下もささやかれていますが、近年の情報社会が高校球児の育成にも役立てられ、超高校級の選手が多く誕生している事実もあります。
その「超高校級」と呼ばれる高校球児たちは、特別なトレーニングなどは行っているのでしょうか。
また、その体(筋肉)を作る食事や、スポーツ系男子としての魅力が集まる恋愛事情についても調査してみましたので、ご紹介したいと思います。。
高校球児は筋肉隆々?筋トレはしている?
引用:ガハろぐ
スポーツ選手として、必須なもの。それは筋肉です。
高校球児もスリムな体型の選手が多い印象ですが、筋トレなどは行っているのでしょうか。
高校球児の筋トレは、現在必要以上のトレーニングは行っていないのが現実のようです。
まず、高校生という年頃は、代謝が良く、筋肉のつきやすい時期でもあることから、無理な筋トレは行っていないようです。
また、高校球児は日々ハードな練習を行っているため、無理な筋トレなどは行わなくても、必要な筋肉は付けられているようです。
しかし、なかには筋肉のつきづらい高校球児もいるため、そのような選手は筋肉が必要な部位をトレーニングするケースもあります。
プロ野球選手が行うようなマシントレーニングについては、強豪校であったりスポーツに注力している高校であれば、マシン施設もあるようですが、なかなかそこまでの施設を用意できない高校もあるため、高校球児がみなやっているわけでもありません。
しかし、スポーツ強豪校であれば、前述のように選手個人個人に足りない筋肉をマシントレーニングで補うこともできるため、強さの源を保てている、とも言えるかもしれません。
また、高校生という年頃での筋トレは「逆効果」である説も大いにあります。
高校生が無理な筋トレを行うと、本来の身体の成長を止めてしまう可能性があるため、必要以上の筋トレを行わないケースも多いようです。
他のスポーツであれば、体より筋肉量がものを言うケースもあるため、スポーツ全般として一概には言えないですが、
野球であれば、例えば打撃センスが良く、今後体格を大きくして長打力を増したい、となったときに、もちろんある程度の筋トレを行うことも必要ですが、必要以上の筋トレを行って身体の成長を止めてしまうと非常にもったいないことにもなります。
人によっては、筋力が増すことで身体の柔軟性を失うこともあるため、柔軟性を保つためにも必要以上のトレーニングは行わないほうが良いようです。
結果、この身体の柔軟性を失うことで「怪我のしやすい身体」を作ることになってしまうため、いくら野球センスが向上しても、怪我がちな選手は「扱いづらい」という印象を持たれてしまいます。
このため高校球児でマッチョすぎるような選手はなかなかいないのが現実であると言えると思います。
ちなみに高校球児は筋肉隆々であることに憧れはあるようで、最近のトレンドとしてはユニフォームをタイトに着て、自分自身をスリムに見せている選手も多くなっているようです。
たしかに甲子園大会などを見ていても、ダボッとしたユニフォームの着方をしている選手はほとんど見かけない印象です。
とくにパンツに関しては、かなり「スキニー」なタイプのユニフォームを着ている選手が多い印象です。
高校球児は筋肉隆々に憧れてはいるものの、自分自身の身体に合ったトレーニングを実施しているのが現実のようです。
高校球児の食事量?お弁当は特盛り?
引用:SPORTS BULL
では、身体を作る上で必要な「食事」に関してはどうでしょうか。
高卒ルーキーで入ってくるプロ野球選手がどれだけ「身体が大きい」と評判になっていても、並み居るプロ野球選手の中では、小柄な印象を受けると思います。
多くの球団も高卒ルーキーに対しては、食事面での指導も多く、まずは身体を大きくするために食事量を増やす、というのがトレーニングのようになっています。
ではその高校球児たちの高校時代の食事量はどれぐらいなのでしょうか。
高校時代も食事量は半端なく多い、というのが結論です。
高校球児にも食事を多く摂る「食トレ」と呼ばれるものがあります。これが実施される時期は、多くが12月から3月までのオフシーズンに行われます。
ここでも強豪校やスポーツに注力している高校とそうではない高校で差が生まれています。
近年は栄養バランスの観点でもよく考えられるようになり、高校球児自身もですが、高校側も栄養士を付けて球児たちの栄養管理を行っている高校もあるようです。
しかし今でも、古くから続いているような「とにかく量を食べる」ということに重きを置かれ、とにかく相撲力士のように食事量を増やしている高校も少なくありません。
一部の甲子園名門校でも、まだこのような精神論に基づくような食事を行っている高校もあるようで、高校球児には「ノルマ」を課して食事をさせているようです。
おそらくこういった球児たちはお弁当も特盛、白米をとにかく食べるような生活を行っていると思いますが、アスリートとしての体作りとは言えないものです。
現在では、高校生のうちから、必要な栄養を補う役目としてサプリメントの摂取を行っているようですから「とにかく食べる」のではなく、自らの体にあった食事量を考えて摂取できる球児が成長していくのかもしれません。
高校球児はモテる?恋愛事情はどうなっている?彼女がいるのは当たり前?
高校生は今も昔も、運動部に所属している男子がモテる傾向にあるのは変わらないのではないでしょうか。
その中で、高校球児もモテ度は現在、どのようになっているのでしょうか。
残念ながら、と言っていいのでしょうか。実は野球部はそこまでモテる部活ではありません。
ネット上にある「モテる部活ランキング」などを見ても、上位にいるのが「サッカー部」。
幼少期から「足の速い男子はモテる」なんていうあるあるもありますから、サッカー部がモテるようですね。
続いてバスケ部やバレー部などがあり、その後に野球部となるようでした。
競技人口はかなり多い野球ですが、モテ度でいうと、あまりモテないようですね。
やはり多くの高校で野球部の部活文化として根付いている「坊主」が大きく影響しているのかもしれません。
また泥んこになりながらプレーをしている野球部員にかっこよさを感じたのも今や昔、といったところで、颯爽とプレーをするサッカー部などの方が爽やかさもあり、モテるのでしょうね。
ただ、甲子園に出場するような高校の球児は別格かもしれません。
NHKなどのテレビで多く中継する高校野球。有名人として付き合いたいと憧れることも少なくないでしょうから、全くモテない、というほどではないようです。
近年は、坊主にせず、髪の長さなどについても自由になっている高校も増えているようですから、段々と高校球児のイメージも変わりつつあるのかもしれませんね。
高校球児の歴代イケメンを紹介!
前項で高校球児はあまりモテない、という紹介をしましたが、もちろんイケメンでモテモテだった高校球児はこれまでに数多くいます。
ここでは、甲子園を沸かせたスター高校球児を中心に、歴代のイケメン球児を紹介したいと思います。
太田幸司(青森・三沢高校)
引用:SANSPO.COM
元祖「甲子園のアイドル」。高校時代は端正な顔立ちで、女子高校生から「コーちゃん」の愛称で絶大な人気を誇っていました。
これまで特定の高校球児に群がるようなことがなく、この太田幸司が初めてアイドル級の人気となったため「元祖・高校球児アイドル」と呼ばれているようです。
高校卒業後は、近鉄バファローズに入団。入団後も多くの人気を集めていましたが、注目ほどの成績ななかなか残せず、苦労しました。
現在は、野球解説者を務めながら、日本女子プロ野球のスーパーバイザーを務めています。
水野雄仁(徳島・池田高校)
引用:JIJI.COM
「阿波の金太郎」というニックネームで当時の強豪高校・池田高校のエースとして活躍。
桑田・清原擁するPL学園との激闘は今でも長い甲子園の歴史の中で、語り継がれる一戦となっています。
高校卒業後は、読売ジャイアンツに入団し、先発・中継ぎ・抑えとして活躍しました。
現在は、読売ジャイアンツの投手コーチを担当しています。
愛甲猛(神奈川・横浜高校)
引用:JIJI.COM
1年生の時からチームのエースとして活躍。3年生の時には、当時アイドル級の人気を博していた早稲田実業の荒木大輔に投げ勝ち、優勝を果たしました。
高校卒業後は、ロッテに入団し、野手転向後は主力打者として活躍しました。
現在は、社会人クラブチームのコーチとして、指導を行っています。
荒木大輔(東京・早稲田実業高等部)
引用:女性自身
「大輔フィーバー」を起こした、伝説的な高校球児。
甲子園で快投を続ける姿に加え、端正で爽やかなルックスが女子中高生に大人気となりました。
人気は試合中だけにとどまらず、高校野球を引退するまで、球場内外には多くのファンが集まるほどの人気だったようです。
またこの人気もあり、新生児の人気名前ランキングに「大輔」が1位に入るほど、社会現象も巻き起こしました。
高校卒業後は、ヤクルトスワローズに入団し、現在は東京ヤクルトスワローズで二軍監督兼投手コーチを務めています。
定岡正二(鹿児島・鹿児島実業高校)
引用:JIJI.COM
甲子園が生んだ悲劇のエース。試合中に負傷し、悔しくもマウンドを降りた姿と、甘いマスクで女子中学生から大人気となりました。
当時はその人気から、定岡正二の実家をめぐるバスツアーがあるほどだったそうです。
高校卒業後は読売ジャイアンツに入団し、先発投手として活躍。現役引退後は、バラエティ番組でも活躍するマルチタレントへの転身。
原辰徳(神奈川・東海大相模高校)
引用:JIJI.COM
1年生の夏から甲子園に出場し、高校3年間で毎年出場。地区大会の神奈川県大会では、川崎球場を満員にするほどの人気を呼び「原フィーバー」を起こしました。
高校卒業後は、読売ジャイアンツに入団し、現在は読売ジャイアンツの監督を努めています。
元木大介(大阪・上宮高校)
引用:ミドルエッジ
3年生の夏の甲子園大会では端正なマスクで、1大フィーバーになり、女性ファンが殺到しました。
開会式当日には、混乱を避けるために上宮高校だけ隔離をされるという異例の措置も取られるほど人気であったようです。
高校卒業後は、読売ジャイアンツに入団。現役引退後はテレビタレントして活躍した後、読売ジャイアンツのヘッドコーチに就任しています。
ダルビッシュ有(宮城・東北高校)
引用:J-Castニュース
イラン人の父と日本人の母とのハーフ。1年生の秋からエースとなると、2年春夏、3年春夏の計4回の甲子園出場を果たしました。
ハーフという端正なルックスと、投げ込む豪速球が印象的で、多くの人気を呼びました。
高校卒業後は、北海道日本ハムファイターズに入団し、現在は、シカゴ・カブスでメジャーリーガーとして活躍しています。
斎藤佑樹(東京・早稲田実業高等部)
引用:アノ人の現在
「ハンカチ王子」として人気を呼んだ早稲田実業のエース。駒大苫小牧・田中将大との投げあい甲子園の球史に残る激戦となりました。
高校卒業後は、北海道日本ハムファイターズに入団し、現在も現役で活躍しています。