昨シーズン夏頃、巨人に彗星の如く現れた外国人投手メルセデス氏。
7月に支配下登録されると13試合に登板し、5勝4負で防御率2点台でシーズンを終えた。
巨人後半戦の投手陣を支え、来シーズンへ向けて大きな期待のかかる投手であり、少ない登板機会ながら大幅な年俸アップを予想していたファンだったが、如何せん思った程の年俸アップではないようだった。
そんなメルセデス選手への評価査定や今後について、お話ししていこうと思う。
メルセデス プロフィール(経歴 成績)
本日は #CCメルセデス 投手の誕生日です。おめでとうございます!Happy birthday, C.C. Mercedes #026! #ジャイアンツ #巨人 #giants pic.twitter.com/wfB2PeB4mS
— 読売ジャイアンツ(Giants) (@TokyoGiants) March 8, 2018
ヌエバ・エスペランサ高-レイズ傘下マイナー(2012〜2015年)-巨人(2017年〜)
※読売ジャイアンツHPより
ドミニカ共和国出身、1994年生まれで現在24歳のメルセデス選手は、高校卒業後、アメリカのレイズ傘下のマイナーリーグでプレーし、2016年には母国に戻りカープアカデミーの一員として、広島東洋カープのユニフォームを着て約1年間プレー。
その後2017年に読売ジャイアンツのトライアウトにて合格し、育成契約で入団。
同年7月に支配下登録されると、初登板から25イニング無失点を記録するなど、救世主のような活躍を見せた。
メルセデス 2018年成績
登板数:13試合
勝敗:5勝4負
防御率:2.05
シーズン後半(7月)に支配下登録されたので、登板数はそこまで多くないものの、勝利数が負け数より上回っているので立派な成績であると思う。
彼のピッチングの特徴は最速球速150キロ以上のストレートを中心にチェンジアップ、シンカー、スライダーを駆使し打者を翻弄していくスタイルだ。
このスタイルは特に彼のスライダーは右打者には非常に効果的で、外角から大きく曲がり内角を抉る角度でストライクゾーンに入っていくので、打者は攻略するのに困っている様子であった。
右打者には有効な持ち球が多く、対戦打率1割台と抑え込んでいたが、左打者とも対戦打率は3割超えされていたので、この課題を克服しなければ来シーズンの活躍は見込めないだろう。
メルセデス 2019年 年俸(給料)が安い?その金額は?
少ない登板数ながら、大活躍をみせたメルセデス選手の年俸アップ額が少ないと、ネットを中心に話題になっている。
各球団ファンの方々へ#メルセデス とはどういう選手なのか
彼は2017年に育成契約で入団して、今年2軍戦で好成績を残し、7月8日に支配下選手登録されました。そして、1軍デビューから今日の試合まで自責点0の、年俸550万というありえない給料で活躍している選手です。なお両打ちです。 pic.twitter.com/4HQxNGmIAh— 翔太 (@giantswelove) August 2, 2018
球団への貢献度は高いが、近年年俸に見あった成績が残せていない阿部や内海、長野らの年俸を見直すべき。それにメルセデスやアダメスの年俸は低すぎる。今季の活躍を信用していないのか、反骨精神を忘れる事で成績を残せなくなることを恐れてるのか。低いと使わなくてもダメージを抑えられる為か#巨人
— S_Gakky (@yuki21japan) November 18, 2018
スポンサーリンク今シーズン途中に支配下登録し、年俸は推定550万円で契約を果たしたメルセデス選手。
スポンサーリンクその後良い意味で予想以上の成績を残し、大幅な年俸アップを予想していたが、2019年の年俸は実際には860万(推定)で契約を終えたそうだ。
ちなみに、巨人投手陣の主な年俸は以下の通りである。
菅野智之:4億5千万円
マシソン:3億5千5百万円
山口俊:2億3千万円
カミネロ:2億2千2百万円
野上亮磨:1億5千万円
森福允彦:1億2千万円
https://baseball-data.com/ranking-salary/g/
(※プロ野球データFreakより)
正直、年俸に見合うような成績を残しているか不思議な選手が多い気もするが。。
メルセデス 2019年 年俸(給料)の安い理由は?
ではなぜ、メルセデス選手の年俸は微増でしかなかったのか。
単純に考えると、シーズン後半から台頭してきたということもあり、他球団のメルセデス対策がまだまだ練られておらず、結果的にメルセデス選手が多く抑えられていたという見方であろう。
プロ野球において、各球団スコアラーを中心に偵察チームが対戦相手の特徴や弱点を見抜き、現場に落とすことが、選手自身へのデータにもなっている。
そういった状況の中、今シーズン途中から活躍したメルセデス選手の情報はまだまだ少ないのだろう。しかし来シーズン、各球団の対策以上の活躍をし、結果を残していけば1億円プレーヤーも夢ではないだろう。
メルセデス 適正評価と年俸
メルセデス選手への球団の適正評価なのかはまだ分からない。
来シーズンが開幕し、仮にメルセデス選手が黒星を連発し、シーズン通して全く勝てなかった場合、この球団の査定は正しいと言えるだろう。
しかし、開幕ローテ獲得、更には最多勝のタイトルを獲得するようなことがあれば、大事件である。
推定年俸1000万円以下で投手タイトル獲得するようなことは、前例として多くはないだろう。
ファンとしては苦労したピッチャーで、且つ外国人投手ということであれば、このようなサクセスは嬉しい限りであるのは間違いない。
球団の評価が正しいのかどうかはもう少し様子を見ていこうと思う。
そしてファンとしては、この球団の判断が間違いだったというのを期待してしまう限りだ。
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