東京オリンピックの話題で盛り上がるスポーツ界。侍ジャパンもそんな日本代表のチームです。
その侍ジャパンをWBCで熱く盛り上げてきた選手たちがいた。やはり印象的なのが2013年のWBC台湾戦ではないでしょうか。
この試合は、数々の名場面を残し野球ファンだけでなく日本人の心を熱くさせた試合なのである。そして、台湾代表がとても素晴らしいチームだという事を日本人が知った試合でもあります。
筆者は台湾野球がとても好きです。その昔は台湾へ野球を観に行く事もありました。しかしながら、日本での台湾野球への認知度は低く、数名の選手が日本の球団でプレーをしているくらいではないでしょうか。
しかし、この試合で台湾野球の素晴らしさを日本の野球ファンに知ってもらえたと思います。
それと同時に侍ジャパンの強さと選手たちの神プレーを見る事ができました。平成の名試合と言っても過言ではないこの2013年WBC台湾戦。
今回は熱い名場面集を紹介したいと思います!
2013年WBC名場面集を紹介!WBC2次ラウンド日本VS台湾は熱かった!!
8回表同点の場面。8回裏に田中将大投手が台湾の周思斉選手にタイムリーを打たれてしまう。しかしセットアッパーの山口投手は何とかピンチをしのいだ。
迎える9回表。稲葉選手が倒れ、鳥谷選手が四球で出塁。続く長野選手はセンターフライで2アウト。あとアウト1つで試合終了だ。
そして井端選手がバッターボックスへ。1球目はけん制をはさみ、投じた球はストライク。その時、1塁の鳥谷選手が走ったのです!
キャッチャーは2塁へ送球し、セーフ!!
1点ビハインド。もしもアウトだったらそこで試合終了だった。しかしそこで走った鳥谷選手。自分が試合を終わらせていたかもしれない鳥谷選手。どんな思いで走ったのでしょうか。
そして、このシーンは野球ファンの心を熱くしました。
鳥谷がスタートしているとは
https://number.bunshun.jp/articles/-/353905
野球ファンの中で名言となった「鳥谷がスタートしている」
これは実況が熱く叫んだ名言です。
この声で凍り付いたファンも多かったと思います。しかしセーフの判定で興奮がマックスに。この試合を熱くした実況「鳥谷がスタートしている」は誰が?
鳥谷がスタートしている!の実況をした清水俊輔アナウンサー
【日本一おめでとう! #ソフトバンク 】放送席も祝福!! #古田敦也 #前田智徳 #稲葉篤紀 #清水俊輔 #日本シリーズ #マエッター pic.twitter.com/HujmpPIqb1
— テレビ朝日野球 (@tvasahibaseball) November 4, 2017
この試合の実況を担当していたアナウンサーは、テレビ朝日の清水俊輔アナウンサーである。野球の実況がしたくてアナウンサーになったというイケメンアナウンサーだ。
選手に敬意を払うような実況でとても好感がもてます。
「鳥谷がスタートしている」と叫んだ清水俊輔アナウンサーも、興奮の絶頂だったのではないでしょうか。
2006年のWBCでの「生き返れ!福留!」と並ぶ名実況だと私は思っています。
なんてすごいんだとは
https://www.daily.co.jp/baseball/wbc/2013/03/09/p1_0005799634.shtml
こちらも野球ファンに語り継がれる名言「なんてすごいんだ」
名言と言うよりは、思わず口からもれてしまった一言。感動のあまり出てしまったようです。
この名言を残したのは、そう!あのチームの監督。
なんてすごいんだの解説は工藤公康
https://style.nikkei.com/article/DGXZZO54615740S3A500C1000000/
この日、古田敦也氏と共に解説を担当していた工藤公康氏。
鳥谷選手の盗塁成功から、井端選手の放った同点打に「やったぁぁぁぁぁぁぁぁ!」と興奮し、そして安堵をした解説の工藤公康氏がもらした「なんてすごいんだ」
工藤公康氏の表情が思い浮かぶようです。きっと涙ぐんでいたのでしょうね。
「ううぉぉぉぉぉぉぉぉー」や「おおおおおおおお」や「わぁぁぁぁぁぁぁ」など興奮の叫びが多い解説で、テレビの前でも思わず叫んでしまった人も多かったと思います。
私もその1人なんですけどね。
1点差で勝利した侍ジャパン。試合後、台湾の選手がマウンドで円になり全員でスタンドへ一礼をしました。
この姿にも感動をもらいました。
両チーム選手のプレー、実況、解説、そして観客。全てがこの試合を名試合にしたのだと思っています。